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おとなのカラダゼミナール

「血液ドロドロ」はどうして体に悪いの?

実は大事なのは血液より血管の状態だった

 伊藤和弘=フリーランスライター

4. ふくらはぎを動かす運動を行う

 有酸素運動には血管を拡張させる作用があり、一酸化窒素の分泌を増やす。水泳も悪くないが、特にいいのはウォーキング。ふくらはぎは「第二の心臓」と呼ばれるほどで、ふくらはぎの筋肉を動かすことで下半身の血流が良くなる。

 忙しくてウォーキングをする時間が取れない人に、池谷さんは「ふくらはぎ体操」を勧める。「40代女性のモニターが4日続けたところ、一酸化窒素の分泌量が3割ほど増えることが確認された」(池谷さん)という。

 やり方はいたって簡単だ。立ったまま、ゆっくり両足の踵を上げて爪先立ちになり、再びゆっくり踵を落とすだけ。「10回1セットとして、1日3セットやればいい」と池谷さん。

 ふくらはぎ体操は床に座った状態でもできる。両足をまっすぐ伸ばし、足の甲をゆっくり伸ばす。続いて足首を曲げ、ふくらはぎをしっかり伸ばす。同じく10回を1セットとして1日3セットやる。

 「何歳になっても血管力は鍛えられるし、それによって動脈硬化の進行が抑えられ、プラークができにくくなります。さらに、血管力が上がるような生活習慣を続けることで、結果的に血液もサラサラになっていきます」と、池谷さんは明るい笑顔を見せる。

 肝心の血管力が上がれば、ドロドロ血液も自然に改善されるというわけだ。恐怖の「突然死」を避けるためにも、今日から「ふくらはぎ体操」を始めてみますか!

池谷敏郎(いけたに としろう)さん
池谷医院院長
池谷敏郎(いけたに としろう)さん 1962年生まれ。88年、東京医科大学医学部卒業後、同大学病院第二内科に入局。97年より現職。東京医科大学循環器内科客員講師。日本内科学会認定総合内科専門医。日本循環器学会循環器専門医。著書に『血管を強くして突然死を防ぐ!』(すばる舎)、『人は血管から老化する』(青春新書プレイブックス)など。

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