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おとなのカラダゼミナール

悪玉菌が多いと脳卒中に! 腸内フローラと血管の意外な関係

どちらにも良い生活習慣で健康改善の効率アップ

 伊藤和弘=フリーランスライター

(4)運動する

 運動は腸と血管、両方にいい。体を動かすことで腸のぜん動運動も活発になるし、血行も良くなる。単に心拍数が増えるというだけではない。運動をすると、筋肉細胞からブラジキニンという成分が分泌される。その結果、血液中のブドウ糖が細胞に吸収されやすくなって血糖値が下がり、血管内皮細胞から分泌されるNOを増やして血管を若返らせてくれる。

 池谷さんは腸と血管、ふたつの“クダ”に効く“クダクダ体操”を発案している。

 まず、仰向けに寝てリラックス。ゆっくり息を吐きながら両手で両ひざを抱え込み、そのまま30秒間キープ。再び手足を広げ、30秒間左右に寝返りを打つように体をねじる。以上を1セットとして、3セット行う――という簡単なものだ。ちなみに丸めていた手足を伸ばすときに血管内皮細胞からNOが出て、体をねじることで腸が刺激されるという。

腸と血管に効く“クダクダ体操”
(1)仰向けに寝た状態から、ゆっくりと息を吐きながら両膝を抱えて丸くなる。力まずに呼吸をしながら、30秒間キープ。
[画像のクリックで拡大表示]
(2)手足を広げ、大の字に寝てリラックス。その状態から30秒間、左右に寝返りを打つようにゴロンゴロンと転がる。(1)(2)を1セットとして、あと2回繰り返す。
[画像のクリックで拡大表示]

 腸の調子が良くなれば血管も若返り、血管が若返れば腸の調子も良くなる。どちらにもいい生活を意識すれば、その相乗効果ははかりしれないだろう。

池谷敏郎(いけたに としろう)さん
池谷医院 院長
池谷敏郎(いけたに としろう)さん 1962年生まれ。東京医科大学医学部卒業後、同大学病院第二内科に入局。97年より現職。東京医科大学循環器内科客員講師。日本内科学会認定総合内科専門医。日本循環器学会循環器専門医。近著に『ダイエットの新習慣』(朝日出版社)、『老けない血管になる腸内フローラの育て方』(青春新書プレイブックス)など。

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