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おとなのカラダゼミナール

良いウンチと悪いウンチ、どう見分ける?

自分の“平便”を知るための5つのポイント

 北村 昌陽=科学・医療ジャーナリスト

 もちろん、トマトやイカスミをたくさん食べたときにも、一時的に赤や黒のウンチが出る。こういうのは問題ない。だが、食べたもので思い当たる節がないのに、いつもと違う色の便が続いているときは、早めに病院へ行ったほうがいい。

 なお、自分の“平便”を把握するには、ウンチの色や形を、排便のたびに記録するといい。しばらく記録し続けていると、変化のパターンや食事との関係も自然に見えてくる。日記や手帳にメモるのでもいいが、日本うんこ学会加盟団体が開発したスマホアプリ「ウンログ」を使えば、より手軽に記録できる。

ウンチを大っぴらに語れる世の中であってほしい

 「実は、いいウンチを作る大事な要素が、もう一つあります」と石井氏は話す。

 ほう、何でしょうか?

 「それは、ココロです」

 はぁー、なるほど。

 腸は、ココロの状態とつながりが深い臓器。強いストレスが続いたときなどに、お通じが乱れやすいのは、思い当たる人も多いだろう。「快適なココロ」も、快便のための大事なエッセンスだ。

 「残念ながら、今の世の中では、トイレに行くこと自体がストレスになるケースも少なくありません」と石井氏は指摘する。職場などで便意をもよおしたとき、周囲の目に気兼ねして、ゆっくりトイレに行けないことがよくあるのだ。

 石井氏が「日本うんこ学会」という強烈な名前の組織を立ち上げた背後には、そんな世間の風潮を少しでも変えたいという思いがあるという。

 「日本は、学校や職場で『ウンチに行ってきます』と口にすることのハードルが、異常に高いのです。これが自然に言えるような世の中にならないと、いいウンチは出にくいし、ましてウンチに血が混じっていると気づいてもなかなか病院へ行かないでしょう。そのハードルを下げたいのです」(石井氏)

 なるほど。快便と健康のためには、ウンチを大っぴらに語れる世の中であってほしいというわけだ。

 まずは、日々の観察と記録。そしてもし可能なら、ウンチについて語る機会を探ってみよう。もしかしたら思わぬところで、おおらかに語り合える「ウン友」と出会えるかもしれない。

石井洋介(いしい ようすけ)さん
日本うんこ学会会長/消化器外科医
石井洋介(いしい ようすけ)さん 消化器外科医として大腸癌検診率向上を目指し、腸内細菌を美少女化したスマホゲームアプリ「うんコレ」(2015年公開予定)の開発・監修を手がけるなど、「ウンチと健康を気軽に語れる世の中」の実現に向けて多方面から幅広く活動している。

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