日本経済新聞 関連サイト

ようこそ ゲスト様
日経Gooday TOP  > からだケア  > ビジネスパーソンに贈る 眠りの超スキル  > 寝る前の2時間が自分磨きのゴールデンタイムだった!  > 2ページ目
印刷

ビジネスパーソンに贈る 眠りの超スキル

寝る前の2時間が自分磨きのゴールデンタイムだった!

朝活には向かない作業もある?

 佐田節子=ライター

朝活にはコツがあった!

 さて、この睡眠効果を仕事のパフォーマンス向上に生かすにはどうしたらいいか。そこで栗山室長が、睡眠をうまく利用した1日の送り方についてアドバイスしてくれた。

 まずは朝の過ごし方から―。「最近は“朝活”がはやっていますが、生体リズムの観点からいうと、朝の学習やスキル磨きは必ずしも効率的とはいえません」と栗山室長は指摘する。朝は「睡眠慣性」といって、目覚めた後もしばらくは眠気を引きずり、頭のアイドリング状態が続いている。この眠気が消えて頭がしっかり働くまでに、通常、2時間程度かかる。

 「ですから、朝一番に何か仕事をするなら、フルに頭脳を駆使する必要の少ない作業。例えば、単純な入力作業とか、あまり考えずに気楽に処理できるようなメールの送信など、いわゆる“やっつけ仕事”がお勧め。難しいことには、頭がフルに働き出してから着手する方が賢明です。もちろん、朝から絶好調という人は別です。睡眠慣性には個人差があり、30分程度で解消される人がいることも分かっています」(栗山室長)

 目覚めから2時間経つと、極端な睡眠不足でない限り、眠気は消え、脳は好調モードに突入する。難しい仕事や厄介な案件は、この時間帯にこそ取り組むといいだろう。

午後の睡魔は避けられない

 しかし、次なる関門は昼過ぎにやって来る。昼食後の眠気だ。集中力が低下して仕事がはかどらず、ミスも多くなる。下手をすると事故にもつながりかねない。ビジネスパーソンにとっては魔の時間帯だ。

 「食事を取った影響というより、むしろ生体リズムとして人間の体は昼の1~3時くらいには眠くなるようにできている。多くの野生動物はまとめて寝る習慣がなく1日の中で数回に分けて眠りますが、人間も近代までは1日数回に分けて眠る多相性(たそうせい)睡眠の習慣を持っていました。ところが、150年ほど前にガス灯や電灯といった人工光が発達し、それ以降、夜にまとめて眠る習慣が確立したのです。午後の眠気は、それ以前の習慣の名残りと考えられます。また、ビジネスパーソンの多くは慢性的に睡眠不足ぎみでしょうから、その影響ももちろんあります」と栗山室長。

 そこで、昼間の眠気対策としてぜひ活用したいのが「昼寝」だ。「短時間の睡眠によって、頭を効果的にリフレッシュできる。ただし、長すぎる昼寝は逆に昼寝後のパフォーマンスを落とし、夜の睡眠の質を低下させることにもつながりますから、せいぜい15分、長くても30分までに抑えるべきです」(栗山室長)。寝過ごさないためには、バイブレーターを使う携帯電話の目覚まし機能などを活用するのもいいだろう。

疲れをとるなら帰りの電車で寝るのをやめなさい

RELATED ARTICLES関連する記事

からだケアカテゴリの記事

カテゴリ記事をもっと見る

FEATURES of THEMEテーマ別特集

  • 「中途覚醒が多く寝た気がしない」 中高年の睡眠の悩み解消術

    「睡眠の途中で何度も目を覚まし、眠った気がしない」「早朝に目覚めてしまい、その後なかなか寝付けない」――。歳をとるにつれ、そんな「中途覚醒」「早朝覚醒」に悩まされるようになったという人も多いだろう。なぜ中途覚醒は起きるのか。中途覚醒を解消して、若い頃のような「熟睡」を手に入れることはできるのか。このテーマ別特集では、中途覚醒の原因と、それを解消するための対策を一挙紹介していく。

  • 強い足腰を維持するための「骨」の強化法

    健康長寿の大敵となる「骨の脆弱化」を予防するには、若いうちから「骨を強くする生活習慣」を取り入れていくことが大切だ。このテーマ別特集では、骨が弱くなるメカニズムや危険因子、骨を強く保つための生活習慣のポイントなどについて解説していく。

  • もの忘れと認知症の関係は? 認知症リスクを下げる生活のポイント

    年を取っても認知症にはならず、脳も元気なまま一生を終えたいと誰もが思うもの。しかし、「名前が出てこない」「自分が何をしようとしたのか忘れる」といった“もの忘れ”は、中高年になると誰もが経験する。⾃分は周りと比べて、もの忘れがひどいのでは? ひょっとして認知症が始まったのか? と不安になる人も多い。このテーマ別特集では、もの忘れの原因や、将来の認知症にどうつながるのか、認知症を予防するにはどうすればいいのかについて、一挙にまとめて紹介する。

テーマ別特集をもっと見る

スポーツ・エクササイズSPORTS

記事一覧をもっと見る

ダイエット・食生活DIETARY HABITS

記事一覧をもっと見る

からだケアBODY CARE

記事一覧をもっと見る

医療・予防MEDICAL CARE

記事一覧をもっと見る

「日経Goodayマイドクター会員(有料)」に会員登録すると...

  • 1オリジナルの鍵つき記事鍵つき記事がすべて読める!
  • 2医療専門家に電話相談できる!(24時間365日)
  • 3信頼できる名医の受診をサポート!※連続して180日以上ご利用の方限定

お知らせINFORMATION

日経Gooday新型コロナ特設

SNS

日経グッデイをフォローして、
最新情報をチェック!

RSS

人気記事ランキングRANKING

  • 現在
  • 週間
  • 月間

NIKKEICopyright © 2021 Nikkei Inc. All rights reserved.