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ビジネスパーソンに贈る 眠りの超スキル

「パジャマ離れ」が快眠を妨げていた

睡眠効率が悪化しがちなスウェット・ジャージ派

 佐田節子=ライター

「入浴」、「パジャマ」、「明かりを暗く」で寝付き改善

 確かに、パジャマに着替えると、「今日も終わり。あとは寝るだけ」という気持ちになる。覚醒から睡眠への移行は、スイッチのオンオフのようにすぐに切り替わるものではない。だからこそ、睡眠の1時間くらい前から、お休みモードに徐々に切り替えていく準備が重要なのだという。そこで福田教授が勧めるのが、3つの“睡眠儀式”。体温調節と光のコントロール、そしてパジャマ着用だ。既に「体温調節」(過去記事「就寝1時間前までの入浴で、寒い冬でもスッキリ快眠」を参照)と「光のコントロール」(同「意外? ブルーライトを浴びれば目覚めスッキリ」を参照)については、本連載でも紹介しているので、こちらも参考にしてほしい。

 「寝る1時間前までに入浴を済ませ、入浴後はパジャマを着用する。そしてリビングの明かりを暗めにして、ゆったりと過ごす。すると体温が下がってきて自然と眠くなるので、その段階でベッドに入って眠ればいい。これら3つを毎日の習慣にするだけでも、確実に寝つきがよくなるはずです」(福田教授)。

素材、サイズ、強さでパジャマを選ぶ

 では、これからの季節、どんなパジャマが適しているか。日本睡眠改善協議会認定睡眠改善シニアインストラクターでもあるエス アンド エー アソシエーツの松浦倫子さんにアドバイスしてもらった。

 「ポイントは大きく3つ。素材とサイズ、そして強さです。まず素材は肌触りがよく、吸湿・吸水性、通気性に優れ、蒸れないものであるかどうかをチェックしましょう。サイズは、体を締め付けず、ゆったりとしているけれど、寝がえりを打っても寝乱れしない程度が丁度良いです。そして、汚れの吸収がよく、頻繁に洗濯をしても劣化しにくい強さを持ち合わせている。これらを兼ね備えたパジャマが理想的ですね」(松浦さん)

 さらに暑い時には、冷感が持続するクール素材のパジャマがお勧めだ。例えば、あるクール素材(グンゼ「ラディクール」)と綿100%素材のパジャマを比較した実験では、クール素材のパジャマを着たときの方が寝床内の温度と湿度が下がり、深い眠りが増加する傾向にあったと報告されている(Journal of the Japan Research Association for Textile End-Uses, Vol.56, pp.266-273, 2015)。

 最近は快眠を得られやすいように開発されたパジャマも登場している。自分に合ったこだわりのパジャマは、夏の快眠を得るための強い味方になりそうだ。

疲れをとるなら帰りの電車で寝るのをやめなさい

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