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ビジネスパーソンに贈る 眠りの超スキル

「パジャマ離れ」が快眠を妨げていた

睡眠効率が悪化しがちなスウェット・ジャージ派

 佐田節子=ライター

パジャマは発汗と寝返りを助けてくれる

パジャマで寝るほうが睡眠効率がアップするという実験結果も。(©Artisticco LLC-123RF)
パジャマで寝るほうが睡眠効率がアップするという実験結果も。(©Artisticco LLC-123RF)

 パジャマに着替えるだけで、寝つきがよくなり、中途覚醒が減り、睡眠効率もアップするとは、ちょっとびっくり。いったいなぜなのだろうか。福田教授はこう分析する。

 「パジャマを着る効果は、大きく2つあると考えられます。一つは、衣服としてのパジャマの効用。そして、もう一つが眠るモードへの切り替え効果です」

 眠りにつくとき、体の中では大きな変化が起こっている。体温の急激な低下だ。

 「体温を下げるには体の熱を逃がす必要があるため、睡眠中はかなり汗をかきます。特に睡眠前半の1~3時間は、大量に発汗することで体温をぐんと下げ、体を深い眠りに導いている。このとき着ているものが、吸湿性や通気性に優れているかどうかは、体熱放散の仕組みからすると、非常に重要。スウェットなどの素材では、汗の気化が妨げられる可能性があります。要は、ぐっすり眠るには、それに適した衣類があるということです」と福田教授は話す。

パジャマで起きている時間と寝る時間を区切る

 もう一つのパジャマの効用は、「起きている時間」から「眠る時間」へと気持ちを切り替える心理的な効果だ。

 「睡眠の質という点から言うと、大事なのは、起きている時間と眠る時間をきちんと区切ること。部屋着のままだと、どうしてもこの区切りがつきにくいが、パジャマに着替えると『これから寝るぞ』という気持ちに自然と切り替わる。寝るモードに切り替える有効なツールの一つが、パジャマと言えるわけです」と福田教授。

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