日本経済新聞 関連サイト

ようこそ ゲスト様
日経Gooday TOP  > からだケア  > ビジネスパーソンに贈る 眠りの超スキル  > 脚がむずむずして眠れない…それは病気です!  > 3ページ目
印刷

ビジネスパーソンに贈る 眠りの超スキル

脚がむずむずして眠れない…それは病気です!

20~50人に1人が発症、うつや高血圧につながる恐れも

 伊藤和弘=フリーランスライター

1分間に2~3回足首が動く

 むずむず脚症候群になると、半分以上の人が「周期性四肢運動」を起こすという。「睡眠中に何回も足首や膝が反り返るように動くんです。だいたい20~30秒に1回、つまり1分間に2~3回のペースで動きます」と井上理事長。

 重症度の判定法として国際的に使われているのがIRLS(むずむず脚症候群重症度スケール)だ。これは10項目の質問に4段階で答える40点満点の質問票。10点以下が軽症、20点以下が中等症、それ以上が重症とされる。

IRLS(むずむず脚症候群重症度スケール)の例
■脚がムズムズする不快な感覚はどの程度でしたか?
4:とても不快3:不快2:少し不快1:わずかに不快0:全くない
■その感覚はどれくらいの頻度で起こりましたか?
4:週に6~7日3:週に4~5日2:週に2~3日1:週に1日0:全くない
■その感覚はどれくらいの時間持続しましたか?
4:日に8時間以上3:日に3~8時間2:日に1~3時間1:日に1時間未満0:全くない
■不快な感覚のために、動きまわりたいという欲求が起こりましたか?
4:とても強く3:強く2:中くらい1:軽く0:全くない
■その感覚は、動きまわることによっておさまりましたか?
4:全くおさまらなかった3:少しおさまった2:中くらい1:ほぼなくなった0:不快な感覚はない
■その不快な感覚のために、あなたの睡眠はどれくらい阻害されましたか?
4:とても強く3:強く2:中くらい1:軽く0:全く影響なし
■あなたの昼間の疲労感や眠気はひどくなりましたか?
4:とてもひどい3:ひどい2:中くらい1:軽い0:全くない
■その不快な感覚は、どれくらい日常生活に影響しましたか?
4:とても強く3:強く2:中くらい1:弱く0:全くない
■不快な感覚によって、あなたの気分はどのくらい害されましたか?
4:とてもひどい3:ひどい2:中くらい1:軽い0:全くない
■あなた自身、ムズムズ脚症候群の重症度はどの程度だと思われますか?
4:とても重症3:重症2:中くらい1:軽い0:全くない
10項目の質問に4段階で答える40点満点の質問票。10点以下が軽症、20点以下が中等症、30点以下が重症、それ以上が最重症とされる。

 10点以上になったら、医療機関に行くことも考えたほうが良い。

 「放置しておくと徐々に悪化していくことが多い。週2回以上起こるようになると、生活の質にも影響してきます」と井上理事長は注意する。

 神経内科や精神科でもいいが、できれば睡眠障害の専門医療機関がベストだ。日本睡眠学会のサイト(http://www.jssr.jp)などを参考にするといいだろう。

井上雄一(いのうえ ゆういち)さん
医療法人社団絹和会 睡眠総合ケアクリニック代々木 理事長
井上雄一(いのうえ ゆういち)さん 1956年生まれ。東京医科大学卒業。鳥取大学医学部講師、順天堂大学医学部講師を経て、2003年に代々木睡眠クリニックを開設。11年より現職。東京医科大学睡眠学講座教授。日本睡眠学会理事。著書に『脚がむずむずしたら読む本』(メディカルトリビューン)、『高齢者の睡眠を守る』(ワールドプランニング)など。
疲れをとるなら帰りの電車で寝るのをやめなさい

先頭へ

前へ

3/3 page

日経グッデイ初割キャンペーン

RELATED ARTICLES関連する記事

からだケアカテゴリの記事

カテゴリ記事をもっと見る

FEATURES of THEMEテーマ別特集

  • 始めよう筋トレ 最低限やりたいエクササイズと食生活のポイント

    筋トレはできるだけ若いうちに始めることに大きなメリットがあるといわれる。それはなぜなのか。また、どんな筋肉をどのように鍛えるのが効果的なのか。高齢になってもしっかりした足腰でいるために今のうちから最低限やっておきたい筋肉エクササイズ、食生活の注意点などを知り、今年こそ「筋トレ習慣」を身に付けよう。

  • 第3波を乗り切るためのコロナ対策

    新型コロナウイルスの新規感染者が再び急増し、日本は今、流行の第3波を迎えている。今後さらに気温と湿度が下がると、ウイルスの生存により適した条件が整うようになる。これ以上の流行拡大を防ぐためには、1人1人が感染予防策を改めて見直し、感染リスクの高い行動を避けて生活することが不可欠だ。第3波を乗り切るためのコロナ対策を、もう一度まとめた。

  • 寝たきり予備軍「フレイル」を防ぐためにできること

    老化を防ぎ、健康寿命を延ばすためには、加齢により心身が衰えた状態である「フレイル」の予防が必要になる。フレイルは、健康な状態と要介護状態の中間に当たるが、これを避けるために特に重要なのが「筋肉量の維持」だ。筋肉量が減少すると、足腰が弱くなって寝たきりにつながるだけでなく、認知症や心疾患のリスクが上がることも分かってきた。筋肉量を維持し、フレイルを防ぐために何をすればよいだろうか。

テーマ別特集をもっと見る

スポーツ・エクササイズSPORTS

記事一覧をもっと見る

ダイエット・食生活DIETARY HABITS

記事一覧をもっと見る

からだケアBODY CARE

記事一覧をもっと見る

医療・予防MEDICAL CARE

記事一覧をもっと見る

「日経Goodayマイドクター会員(有料)」に会員登録すると...

  • 1オリジナルの鍵つき記事鍵つき記事がすべて読める!
  • 2医療専門家に電話相談できる!(24時間365日)
  • 3信頼できる名医の受診をサポート!※連続して180日以上ご利用の方限定

お知らせINFORMATION

日経Gooday新型コロナ特設 日経Gooday初割キャンペーン

SNS

日経グッデイをフォローして、
最新情報をチェック!

RSS

人気記事ランキングRANKING

  • 現在
  • 週間
  • 月間

NIKKEICopyright © 2021 Nikkei Inc. All rights reserved.