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左党の一分

飲酒による骨への悪影響をビタミンEが防ぐ!

飲酒と骨粗しょう症【後編】適量飲酒、そしてビタミンE、D、Kを意識的にとる

 葉石かおり=エッセイスト・酒ジャーナリスト

骨の約5割はたんぱく質! たんぱく質もきちんととる

 このほか、骨の健康維持のためにとっておきたいものというと、何と言っても骨の材料となるカルシウムだろう。体内で作ることができないため必須だ。牛乳やチーズなどの乳製品、干しエビや小魚、納豆や豆腐などの大豆製品を積極的にとりたい。私も骨折が怖いのでこれらを積極的にとるようにしている。

 腸管からのカルシウムの吸収を高め、骨の形成を促進する働きがあるビタミンDも欠かせない。大腿骨骨折を起こした人はビタミンDが不足していた人が多いという報告も出ていると宮本さんは話す。

 ビタミンDは日光を浴びることで体内で生成されることも知られている。「ビタミンDが不足している人は、日焼けを避けたり、日焼け止めを使ったり、そもそも外に出ないという人も少なくない」と宮本さん。恥ずかしながら、私は、シミ予防のため、日差しを避けてばかりの生活をしていたが、骨のためには外光を浴びることも大切だ。そして、食事からもビタミンDの摂取を心がけたい。ビタミンDを多く含む食品はサケ、サンマ、イサキなどの魚のほか、干しシイタケやキクラゲなどが挙げられる。

 また、カルシウムの骨への沈着を助け、骨を丈夫にする働きがあるビタミンKも意識的にとりたい。ビタミンKは納豆やほうれん草や小松菜などに豊富に含まれている。

 「こうしたビタミン、ミネラルに加えて、きちんととりたいのがたんぱく質」と宮本さんは続ける。

 「意外と知られていませんが、重量ベースで言うと骨の約半分がたんぱく質です。魚はもちろん肉も食べるように心がけましょう」(宮本さん)。確かに自分の周囲を見ても、朝から肉を食べるような「肉食高齢者」はパワフルで、足腰もしっかりしている人が多い。「カルシウムさえとっていれば大丈夫」ということではないのだ。

 宮本さんはこのほか、糖質のとり過ぎにも注意してほしいと話す。「過度な糖質の摂取も要注意です。糖質のとり過ぎは『カラダのコゲ』と呼ばれる糖化を引き起こします。糖化によって作られるAGEs(糖化最終生成物)は、骨をもろくして柔軟性を失わせ、骨折のリスクを高めます」(宮本さん)

 うーむ、やはり糖質のとり過ぎはいいことがないようだ。酒量を減らし、たんぱく質やビタミン、ミネラルをバランスよく摂取する、そして糖質をほどほどに。ごく当たり前のことだが、やはりこれに勝るものはない。

酒好き医師が教える最高の飲み方

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