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左党の一分

いよいよ忘年会シーズン突入! 尿酸値を上げない大事なポイントとは?

左党の尿酸対策【後編】~お酒を選ぶなら赤ワインがいい?~

 葉石かおり=エッセイスト・酒ジャーナリスト

断酒がつらいなら、程よく飲んでストレス発散!

 とはいえ、1日1合というのは左党にとってはつらい量だ。中には、「ええい、この際、いっそのこと尿酸値が下がるまでしばらく飲むのを我慢する」と断酒を思い立つ方もいるかもしれない。しかし、細谷さんは、「アルコールを飲まないことが我慢、つまりストレスになるのなら、かえって良くない」のだという。

 「お酒を我慢することがストレスになるなら、適量を守って飲んだほうがいい。というのは、ストレスと尿酸・痛風は関係が深いのです。ストレスによる自律神経の乱れが尿酸の産生を促すとともに、尿酸の排出を低下させると考えられています」(細谷さん)

痛風発作のほとんどがひざから下で起こる。(c)thamkc -123rf

 「私が診た患者さんでも、ストレスの影響で痛風の症状が出てしまい、翌日の大切な式典を欠席せざるを得なくなった方がいます。ストレスが多い生活は、尿酸値を上げる大きな要因です。ストレスの原因を見つけ、ため込まないのが大事です。ストレスのサインをキャッチしたら、無理せず休むことを考えましょう」(細谷さん)

 なるほど、程よく飲んで、ストレスを発散することは決して悪いことではないわけだ。これを聞いてちょっとホッとする。

ワインは尿酸値が上がりにくい!?

 細谷さんは、お酒の種類にも気を配るといいと話す。実は赤ワインは尿酸値が上がりにくいのだという。

 お酒の種類と痛風発症の関係を調査した研究によると、痛風発症リスクは、ビールが最も高く1.5倍で、スピリッツ(蒸留酒)は1.2倍となっているが、ワインについてはその関係は認められなかった(下のグラフ)。

アルコールの種類と痛風発症の関係
(『高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン 第2版』より)
[画像のクリックで拡大表示]

 もちろん飲み過ぎはNGだ。「適量を守る」という条件はあくまで変わらない。

肥満を改善することが何より大事

 酒量を減らす、休肝日を作るのはもちろんだが、細谷さんは「尿酸値を下げたいのであれば、肥満を改善することが一番大事」と熱を込めて言う。

 「尿酸値を下げるには、食生活を改善し、肥満を予防することが重要です。肥満と診断された約7割は高尿酸血症になるというデータもあります。今の食事を見直し、最低でも3~6カ月、バランスのいい食生活を心がけ、尿酸値、および体重の変化をチェックするといいでしょう」(細谷さん)

 細谷さんは、「かつ丼などの丼ものよりも、定食を選んだほうがいい」とアドバイスする。定食ならば、野菜を使った総菜などもつく。要は、カロリーオーバーに注意しつつ、多種の食品を少しずつ、バランスよく食べることが大切なのだ。「食事のメニューを考えるときは、特定の食品に偏らないことが大事です。高尿酸血症の人は、肉などの動物性脂肪が多く、野菜が少ない傾向があります。特に野菜は意識して多くとるようにしましょう。また、乳製品もとるといいでしょう」(細谷さん)

酒好き医師が教える再考の飲み方

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