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左党の一分

私のコロナ禍 酒量増加の恐怖! 5Lの業務用ウイスキーを購入

アフター・コロナの飲み方【前編】外出自粛で酒量が増えてしまった人の特徴

 葉石かおり=エッセイスト・酒ジャーナリスト

 アフター・コロナでもテレワークは推奨されているのだから、大幅に増えた酒量を見直さなくては。ここはやはり専門家のアドバイスをいただき、きちんと自分の酒量と向き合おうではないか。

 そこで、当コラムにもかつて登場された、筑波大学地域総合診療医学の准教授で、北茨城市民病院附属家庭医療センターのアルコール低減外来で診療もされている吉本尚さんに話を聞いた。

依存症患者が再び飲み始める「コロナ・スリップ」

 まず吉本さんに聞いたのは、先生の診療所に通う方などから、「酒量が増えている」という話を実際に耳にしているかどうかだ。

 「酒量が増えているという話は、あちこちから耳に入ってきます。今、懸念しているのは、アルコール依存症で断酒していた方がコロナ禍で再びお酒を飲み始めてしまう、『コロナ・スリップ』です。“3密”(密閉・密集・密接)の観点から自助グループの集いができなくなっていることが大きな要因です」(吉本さん)

 アルコール依存症の場合、同じ病を抱える人とのコミュニケーションが「再飲酒の大きな抑止力」になっていたはず。人とリアルに会って話ができないことは、アルコール依存症を抱える方々にとって、大きな影響を及ぼしているようだ。オンラインで集まるにしても、Wi-Fiやパソコンなど環境が整っていない方も少なくない。

 「診療所に通われているのは『ここに来なくなると、お酒の量が増えちゃうかも…』という方。コロナの影響が東京ほど深刻な地域ではないので、多くの方が通院を続けています。ただ通院間隔が2カ月に1回など少し長くなったり、県外の方は電話などのオンライン診療になったりしていますね」(吉本さん)

 吉本さんは、コロナ禍における酒量の増加をどう見ているのだろうか?

 「感染症の大規模流行は、『災害』の一つです。これまで会社に通勤していたのがテレワークになり、子どもや家族が毎日家にいたり、と環境が激変しました。コロナがきっかけで休職あるいは失職し、精神的に大きなダメージを受けた人もいます。ストレスを抱え、その解消法としてお酒を選んでしまう人が多いのでしょう。また通勤時間がないことで時間に余裕ができ、外部の監視の目がないというのも酒量が増える原因になります」(吉本さん)

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