日本経済新聞 関連サイト

ようこそ ゲスト様

日経 Gooday

ホーム  > ダイエット・食生活  > 左党の一分  > 「お酒で太る」はホント? ウソ?
印刷

左党の一分

「お酒で太る」はホント? ウソ?

気づいたら一晩で2000キロカロリー超のワナ… 

 葉石かおり=エッセイスト・酒ジャーナリスト

せり出してきたお腹をさすりながら、「最近、飲み過ぎだなぁ…」とつぶやく人は多いかもしれないが、ホントに「お酒」は肥満の原因になるのだろうか? ダイエット理論の中には、「酒はエンプティ(空)カロリーだから太らない」という説もあり、たしかに塩をアテにしてお酒が飲めるような“本物の左党”には、メタボ腹の人はいないような…。そんなお酒と肥満との関係について、ダイエット専門医院「渋谷DSクリニック」の林博之院長にお話をうかがった。

 「お酒はたくさん飲みたい、でも太りたくない…」。

 日々、酒を飲む左党にとって、気になるのが肥満であろう。確かに周囲の酒好きを見渡せば、痩せているとは言い難く、それどころか、肥満が原因の一つとされる「脂肪肝」「糖尿病」「痛風」といった生活習慣病を抱える人も少なくない。昨今のダイエット論の中には、「酒はエンプティ(空)カロリーだから太らない」という説もあるが、飲み会が続くと、体重はしっかり増えている。

 そもそもお酒自体は肥満を助長するのだろうか? 

 そんな疑問を追及するべく、ダイエット専門医院「渋谷DSクリニック」(東京都渋谷区)の林博之院長にお話をうかがった。

お腹を空かせてから酒席に入るのはよくあるケースだが、こうした状況が食べ過ぎ、飲み過ぎの原因になる1つ。無意識に食べ物を口にしていると、夕食だけであっという間にカロリーオーバーになる。(©SHOJIRO ISHIHARA-123rf)
[画像のクリックで拡大表示]

お酒“だけ”だとそんなに太らないかもしれないが…

 「そもそもお酒を純アルコールとして換算すると、1g当たり7.1キロカロリーになりますが、このうちのおよそ70%は代謝で消費されることがわかっています。これが『アルコールはエンプティカロリー』、すなわち『太らない』と言われる理由の一つです。さらに同一カロリーを脂質や糖質でとった場合と比較すると、アルコール自体には栄養素がないために、体重増加作用が少ないと考えられています。これらを踏まえると、純アルコールだけであれば、ほとんど太らないと言ってもいいのかもしれません。ですが、ビール、日本酒、ワインなどの醸造酒には糖質・たんぱく質などが含まれており、そうしたお酒をたくさん飲めば、摂取するカロリーも当然増えていきます。やはり、“適量”を守ることが大切です」(林院長)

 林院長が言う“適量”とは、純アルコールで20~40gの範囲に収まることを指す。日本酒に換算すると1~2合となる。実際、クリニックでは「ダイエットはしたいが、お酒は止められない」という患者に向けて、林院長は「200キロカロリーまで酒は飲んでもよし」とし、ビールなら中ジョッキ1杯、ワインなら3杯弱は許容範囲としている。自らも左党を公言する林院長は、「個人的には、200キロカロリー以内に収まるよう工夫して、糖質を含む日本酒やワインではなく、糖質オフ、プリン体ゼロのアルコール飲料を選んで飲んでいます」とのことだ。

酒好き医師が教える再考の飲み方

1/3 page

最後へ

次へ

RELATED ARTICLES関連する記事

ダイエット・食生活カテゴリの記事

カテゴリ記事をもっと見る

FEATURES of THEMEテーマ別特集

  • 「胃がん」撃退のため知っておきたい最新情報

    これまで多くの人の命を奪い、「死の病」であった胃がんが、「ピロリ菌」除菌の登場によって未然に防ぐことができる病気になってきた。また、万が一胃がんになってしまった場合も、胃カメラによる検診を定期的に受けていれば、超早期の段階で見つけて治療し、胃の機能をほとんど損ねることなく日常生活に戻ることができる。本特集では、近年死亡率が大きく減少している胃がんの最新事情をまとめる。

  • 寝ても取れない疲れを取るには?

    「疲労大国」といわれる日本。「頑張って仕事をすれば、ある程度疲れるのは当たり前」「休む間もないほど忙しいが、やりがいがあるから、さほど疲れは感じない」などと思っている人も多いかもしれない。だが、睡眠時間を削るような働き方を続けていると、知らぬうちに疲れはたまる。結果、「寝てもなかなか疲れがとれない」という状態に陥るばかりか、免疫力の低下や、生活習慣病の発症につながることは多くの研究で知られている。疲労の正体から、疲労回復の実践的な方法までをまとめた。

  • つらい筋トレ不要? 効率的に「お腹を凹ませる」トレーニング

    薄着の季節になると、何かと気になる“お腹ぽっこり”。短期間で何とか解消したい!と思う人は多いだろう。しかし、スポーツジムでしっかり運動するのはつらいし、運動する時間を確保するのも大変だ。そこで、今回のテーマ別特集では、手軽に実践できる「ドローイン」と「猫背姿勢の改善」で“ぽっこりお腹”を解消していこう。

テーマ別特集をもっと見る

スポーツ・エクササイズSPORTS

記事一覧をもっと見る

ダイエット・食生活DIETARY HABITS

記事一覧をもっと見る

からだケアBODY CARE

記事一覧をもっと見る

医療・予防MEDICAL CARE

記事一覧をもっと見る

「日経Goodayマイドクター会員(有料)」に会員登録すると...

  • 1オリジナルの鍵つき記事鍵つき記事がすべて読める!
  • 2医療専門家に電話相談できる!(24時間365日)
  • 3信頼できる名医の受診をサポート!※連続して180日以上ご利用の方限定

お知らせINFORMATION

SNS

日経グッデイをフォローして、
最新情報をチェック!

RSS

人気記事ランキングRANKING

  • 現在
  • 週間
  • 月間

NIKKEICopyright © 2018 Nikkei Inc. All rights reserved.