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左党の一分

健康効果というと、なぜ赤ワインばかりが取り上げられるのか

カベルネが健康効果が大きい!? 熟成でさらに向上

 葉石かおり=エッセイスト・酒ジャーナリスト

男性ならワイングラスで2杯程度が適量

 とはいえ、大量に飲めば健康どころか、アルコールの弊害の方が大きくなってしまう。ではどのくらいの量が「適量」なのだろうか?

 「純アルコールに換算して10~30g 、つまり100~300mlが適量と呼ばれる範囲で、ワイングラスにして2杯程度です。女性の場合、アルコールによって、乳がんをはじめとするリスクを受けやすいので100ml程度が理想です」(佐藤教授)

 左党からすると、「ワイングラス2杯」は物足りない…。だが「毎日ではないなら、2人でボトル1本を空ける程度なら許容範囲でしょう」と佐藤教授。要は純アルコールに換算して、週で150g内(週2日は休肝日)に収めればいいのだ。

 赤ワインが苦手な人は料理に使って、ポリフェノールを摂るという手もある。「赤ワインのポリフェノールは加熱しても壊れにくく、約6割残ると言われています。料理に使えば味に深みも出ますし、一石二鳥です」(佐藤教授)

 牛肉の赤ワイン煮を食べながら、フルボディの赤ワインを飲む…。想像しただけで喉が鳴る。おいしくて、つい飲み過ぎてしまいそうだが、二日酔いになるほど飲んでしまえば、せっかくの健康効果も水の泡。何事もほどほどが肝心である。



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佐藤充克さん
山梨大学大学院・ワイン科学研究センター客員教授
佐藤充克さん 東北大学農学部卒業後、メルシャン入社。東京大学農学部、カリフォルニア大学デービス校を経て、メルシャン酒類研究所・所長に就任。赤ワインのポリフェノールの研究を進める。NEDOアルコール事業本部、研究開発センター所長、山梨大学大学院ワイン科学研究センター、ワイン人材生涯養成拠点・特任教授、山梨県果樹試験場・客員研究員などを歴任。ワイン及びポリフェノールに関する論文多数。

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