日本経済新聞 関連サイト

ようこそ ゲスト様

日経 Gooday

ホーム  > ダイエット・食生活  > 知ってトクする栄養学  > たんぱく質は「たくさん」よりも「いろいろ」食べるが正解  > 2ページ
印刷

知ってトクする栄養学

たんぱく質は「たくさん」よりも「いろいろ」食べるが正解

第2回 “良質なたんぱく質”をとるには?<後編>

 村山真由美=フリーエディター・ライター

桶の理論
[画像のクリックで拡大表示]

 米、小麦、とうもろこしなどのアミノ酸スコアは100以下だ。しかし、植物性たんぱく質が動物性たんぱく質よりも劣っているかというと、必ずしもそうとはいえないという。「たとえば、米はリジンが不足していますが、大豆にはリジンが多い。だから、ご飯に味噌汁や納豆を組み合わせると、食事としてのたんぱく質は良質になります」(上西氏)。

 また、肉には鉄や亜鉛などのミネラルが豊富で、魚には体に有用な脂肪酸が豊富だ。こういった食品の特性を取り入れるためにも、いろいろな食品を組み合わせて食べることには大きな意味があるという。最近では、牛、豚、羊などの赤身肉を過剰に摂取すると、大腸がんのリスクを上げるという報告(*1)もあるので、これらのとりすぎを防ぐためにも、魚や大豆製品を上手に組み合わせることがすすめられる。

 つまり、多種多様なたんぱく質源をとることは、メリットを増やすだけでなく、デメリットを減らす意味もあるのだ。たんぱく質は過不足なく、いろいろな食品から取り入れて食事を「良質」にしよう。

上西一弘(うえにし かずひろ)さん
女子栄養大学栄養生理学研究室教授
上西一弘(うえにし かずひろ)さん

徳島大学大学院栄養学研究科修士課程修了後、雪印乳業生物科学研究所を経て、1991年より同大学に勤務。
専門は栄養生理学、特にヒトを対象としたカルシウムの吸収・利用に関する研究など。
『日本人の食事摂取基準2015年版』策定ワーキンググループメンバーを勤める。

先頭へ

前へ

2/2 page

RELATED ARTICLES関連する記事

ダイエット・食生活カテゴリの記事

カテゴリ記事をもっと見る

FEATURES of THEMEテーマ別特集

  • 青魚のDHAやEPAで、血管を若返らせて、メタボも抑制!

    サバ、イワシなどの「青魚」の健康効果が注目されている。青魚にたっぷり含まれるDHAやEPAは、血管を若返らせ、メタボを抑制したり、認知症のリスクを下げる効果も期待できる。手軽に食べられる「サバ缶」や「イワシ缶」も人気で、カルシウムもしっかりとれるため、骨粗鬆症の予防にもなる。

  • 老化を左右する血管! 若返りのポイントは?

    体の中に縦横無尽に張り巡らされた「血管」をよい状態に保つことは、健康を維持するため、そして老化を防ぐために極めて重要だ。では、強い血管をキープし、老化した血管を若返らせるには、何をすればいいのだろうか。本特集では、2万例を超える心臓・血管手術を手がけてきたスペシャリストに、血管の若さを維持する秘訣と、血管を強くする運動法・食事法を聞いていく。

  • つらい「肩こり」は動的ストレッチで解消!

    肩こりの原因の大半は、生活習慣。すなわち、不自然な姿勢で過ごすことや、たとえ良い姿勢であっても長時間続けてしまうことが、首や背中の筋肉を緊張させ、筋疲労を引き起こす。この記事では、肩こりに関する記事の中から重要ポイントをピックアップして、肩こりの解消方法をコンパクトに紹介していく。

テーマ別特集をもっと見る

スポーツ・エクササイズSPORTS

記事一覧をもっと見る

ダイエット・食生活DIETARY HABITS

記事一覧をもっと見る

からだケアBODY CARE

記事一覧をもっと見る

医療・予防MEDICAL CARE

記事一覧をもっと見る

「日経Goodayマイドクター会員(有料)」に会員登録すると...

  • 1オリジナルの鍵つき記事鍵つき記事がすべて読める!
  • 2医療専門家に電話相談できる!(24時間365日)
  • 3信頼できる名医の受診をサポート!※連続して180日以上ご利用の方限定

お知らせINFORMATION

SNS

日経グッデイをフォローして、
最新情報をチェック!

RSS

人気記事ランキングRANKING

  • 現在
  • 週間
  • 月間

NIKKEICopyright © 2019 Nikkei Inc. All rights reserved.