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知ってトクする栄養学

目指すは「昭和50年代の食卓」

第1回 バランスの良い食事とは何か?

 村山真由美=フリーエディター・ライター

炭水化物の摂取が多い『3丁目の夕日』のころ

 これから、昭和35年(1960年)、昭和55年(1980年)、平成24年(2012年)のPFCバランスの変遷をお見せしよう(理想的といわれる昭和55年のPFCバランスを100として、昭和35年と平成24年をそれぞれ比較した)。

 昭和35年(1960年)、いわゆる『3丁目の夕日』のころのPFCバランスを見てみると、炭水化物の摂取が多く、脂質やたんぱく質の摂取が少ない。ささやかなおかずや塩分の多い漬物などで丼めしをガッツリ食べるお父さんがたくさんいた時代だ。

図1◎ 昭和35年(1960年)頃のPFCバランス
・農林水産省『食料需給表』を基に算出。PFCの各数値は、昭和55年(1980年)のPFCバランス(たんぱく質13%、脂質25.5%、炭水化物61.5%)を100としたときの指数。
・食事のイラストはイメージで、PFCバランスに基づき計算したものではありません。
・できごとは『昭和・平成 現代史年表(増補版)』(小学館)より。
[画像のクリックで拡大表示]

ほどよく欧米化が進んだ昭和50年代の食事が理想的

 昭和55年(1980年)は、山口百恵が武道館で引退コンサートを行い、原宿のタケノコ族が話題になった年だ。このころ、高度経済成長は終わり、世の中はすでに豊かになっていた。ご飯をベースにするスタイルは変わらないが、米の摂取量は減少し、肉や乳製品、果物などがほどよくプラスされ、理想的なPFCバランスが生まれたといわれる。

図2◎ 昭和55年(1980年)頃のPFCバランス
・農林水産省『食料需給表』を基に算出。PFCの各数値は、昭和55年(1980年)のPFCバランス(たんぱく質13%、脂質25.5%、炭水化物61.5%)を100としたときの指数。
・食事のイラストはイメージで、PFCバランスに基づき計算したものではありません。
・できごとは『昭和・平成 現代史年表(増補版)』(小学館)より。
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