知っておきたいこと その3
高プリン体食品はできるだけ避けたい!
1日400mgを超えないように
プリン体を警戒しすぎることより、総エネルギー量を控えることを主眼とするとはいえ、高プリン体食品はできるだけ避けたほうがいいことも事実だ。
100g当たりに200 mg以上のプリン体を含むものを高プリン体食品というが、具体的にはレバー、干物、かつお、いわし、えびなどが挙げられる。尿酸値が気になる人は、これらをできるだけ控え、プリン体の摂取を1日400mgまでに抑えたい。酒のつまみには高プリン体食品が多いので、うっかり取りすぎないように注意しよう。
- 鶏レバー:312.2mg
- まいわし(干物):305.7mg
- いさき白子:305.5mg
- あんこう肝(酒蒸し):399.2mg
(100g当たり・300mg~)
- 豚レバー:284.8mg
- 牛レバー:219.8mg
- かつお:211.4mg
- まいわし:210.4mg
- 大正えび:273.2mg
- まあじ(干物):245.8mg
- さんま(干物):208.8mg
(100g当たり・200~300mg)
- ビールは酒のなかではプリン体を多く含む。プリン体を含まない発泡酒にすればプリン体は0mgに。ノンアルコールにすればさらによい。
- プリン体は内臓に多いため、あん肝や鶏レバーは避けよう。あん肝は食感がちょっと似ている冷ややっこにチェンジ。焼き鶏レバーはもも肉に変えればプリン体はかなり減らせる。
- かつおは魚介のなかでもとくにプリン体が多い。尿酸値が気になる人は、刺し身を食べるときは、比較的プリン体が少ないぶり、さば、さけなどを選ぼう。
- 魚卵もプリン体が多い。なぜなら、プリン体は細胞核にある核酸を構成する成分だからだ。同じ魚卵でも細胞1つ1つが小さくてたくさんあるものほどプリン体が多くなる。1回に食べる量が少ないので、さほど気にすることはないが、覚えておいて損はない。
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