日本経済新聞 関連サイト

ようこそ ゲスト様

日経 Gooday

ホーム  > ダイエット・食生活  > 知ってトクする栄養学  > 納豆から供給される大事なビタミンって?
印刷

知ってトクする栄養学

納豆から供給される大事なビタミンって?

第11回 ビタミンKで骨の健康を守ろう

 村山真由美=フリーエディター・ライター

いろいろな健康法やダイエット法が流行っては廃れていく昨今。情報が多すぎて「何をどれだけ食べたらいいか」がわかりにくい時代。だからこそ、栄養の基本のキを押さえておきましょう。今回のテーマはビタミンKです。

 ビタミンKと聞いて、「どんな働きをするのか、何に含まれているのか」が思い浮かぶ人は少ないだろう。やや地味な存在のビタミンKだが、実は、生まれて初めて口にしたサプリメントがビタミンKだったという人が多いのをご存知だろうか?

血液が凝固するために不可欠な物質

納豆などの発酵食品に豊富に含まれるビタミンK(@reika7-123rf)

 けがをして出血しても、しばらくすると自然に血が止まる。

 これは、「私たちの体内に血液を凝固させる物質があるためです。ビタミンKはこの物質であるプロトロンビンが肝臓で作られるときに不可欠な成分です。ですから、ビタミンKが不足すると、出血しやすく、止血しにくくなります」(女子栄養大学栄養生理学研究室教授の上西一弘氏)。

 具体的には、鼻血、月経過多、血尿などといった症状が現れることがあるそうだ。

 しかし、止血したいとき以外は、血液は凝固しては困る。そのため、血液の凝固を抑える物質も機能している。この物質の合成にもビタミンKは不可欠だという。「つまり、ビタミンKは血液の凝固や、凝固を抑制する働きを、必要に応じてバランスよくこなしているのです」(上西氏)。

 ビタミンはA、B、C、D、Eまではアルファベット順で、かなりとんでKとなる。ビタミンは原則、発見された順番に名前がつけられているのだが、ビタミンKだけは違う。ドイツ語のkoagulation(凝固)の頭文字をとって名付けられているのだ。生命を維持する上で、血液凝固がいかに重要な働きかを物語るエピソードだ。

1/3 page

最後へ

次へ

RELATED ARTICLES関連する記事

ダイエット・食生活カテゴリの記事

カテゴリ記事をもっと見る

FEATURES of THEMEテーマ別特集

  • かかると怖い!「膵炎」「膵がん」

    激痛に襲われる「急性膵炎」や、発見しにくく5年生存率が極めて低い「膵がん」など、膵臓の病気には厄介なものが多い。今回は、膵臓という臓器の役割や、膵臓の代表的な病気である「膵炎」「膵がん」の怖さ、早期発見のコツをまとめていく。

  • 60代以降で急増! 男を悩ませる前立腺の病気

    中高年にさしかかった男性にとって、病気が心配になる臓器の1つが「前立腺」だ。前立腺の病気のツートップ、前立腺肥大症と前立腺がんは、いずれも中高年になると急増する。前立腺肥大症は夜間頻尿などの尿トラブルの原因になり、前立腺がんは、進行が遅くおとなしいがんと思われているが、骨に転移しやすいという特徴があり、怖い一面もある。今回のテーマ別特集では、前立腺の病気の症状から、具体的な治療法までを紹介していこう。

  • 悪玉コレステロールを下げ、善玉コレステロールを上げる実践的な対策

    健康診断で多くの人が気にする「コレステロール」。異常値を放置すると動脈硬化が進み、心筋梗塞や狭心症のリスクが高まっていく。数値が悪くても自覚症状がないため、対策を講じない人も少なくないが、異常値を放置しておいてはいけない。では、具体的にどのような対策を打てばいいのだろうか。今回のテーマ別特集では、健診結果のコレステロール値の見方から、具体的な対策までを一挙に紹介していこう。

テーマ別特集をもっと見る

スポーツ・エクササイズSPORTS

記事一覧をもっと見る

ダイエット・食生活DIETARY HABITS

記事一覧をもっと見る

からだケアBODY CARE

記事一覧をもっと見る

医療・予防MEDICAL CARE

記事一覧をもっと見る

「日経Goodayマイドクター会員(有料)」に会員登録すると...

  • 1オリジナルの鍵つき記事鍵つき記事がすべて読める!
  • 2医療専門家に電話相談できる!(24時間365日)
  • 3信頼できる名医の受診をサポート!※連続して180日以上ご利用の方限定

お知らせINFORMATION

日経Gooday新型コロナ特設

SNS

日経グッデイをフォローして、
最新情報をチェック!

RSS

人気記事ランキングRANKING

  • 現在
  • 週間
  • 月間

NIKKEICopyright © 2020 Nikkei Inc. All rights reserved.