今、異常がなくてもとり過ぎに注意したい人も
コレステロールを多く含む食品として、もっともよく知られているのは卵だ。鶏卵1個には210mgのコレステロールが含まれていて、確かに多い。かつて、卵は1日1個までと常識のようにいわれてきたため、それを守っている人も多いだろう。
卵 | 卵黄 | 1個(16g) | 224 |
全卵 | 1個(50g) | 210 | |
肉類 | フォアグラ | 1切れ(60g) | 390 |
鶏レバー | 焼きとり2本(60g) | 222 | |
豚レバー | 80g | 200 | |
牛レバー | 80g | 192 | |
若鶏手羽肉 | 80g | 96 | |
魚介類 | うなぎの蒲焼き | 1串(100g) | 230 |
するめいか | 刺し身1皿(60g) | 162 | |
子持ちかれい | 1切れ(110g) | 132 | |
シシャモ(生干し) | 3尾(50g) | 115 | |
大正えび | 3尾(60g) | 96 | |
まだこ(ゆで) | 刺し身1皿(60g) | 90 | |
すじこ | 1口大(25g) | 128 | |
たらこ | 1/2本(25g) | 88 |
「体内でコレステロールを合成する量や使われ方には個人差があり、遺伝も影響します。つまり、コレステロールを食事でどれくらいとるべきかは、人によるということ。健康な人はむやみに制限する必要ありません。しかし、既に高コレステロール血症と診断されている人や、親が高コレステロール血症の人は、とり過ぎには注意したほうがいいでしょう」(上西氏)。
日本人間ドック協会の調べによると、高コレステロールは、健診で引っかかる人が非常に多い項目だ。しかも、近年急増している。年代的には、40代、50代は要注意だ。
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