魚介類 | カキ | 2個(正味40g) | 5.3 |
タニシ | 2~3個(正味50g) | 3.1 | |
ホヤ | 1個(正味50g) | 2.7 | |
ホタテ貝 | 1個(正味80g) | 2.2 | |
平貝(貝柱) | 1個(40g) | 1.7 | |
イイダコ | 1ぱい(45g) | 1.4 | |
ズワイガニ(水煮缶詰) | 1/2缶(60g) | 2.8 | |
カラスミ | 1/4腹(25g) | 2.3 | |
肉類 | 豚レバー | 80g | 5.5 |
牛肩肉(赤肉部分) | 角切り3切れ(90g) | 5.1 | |
ラム肩肉(油身つき) | 角切り3切れ(90g) | 4.5 | |
牛もも肉(赤肉部分) | 薄切り3枚(90g) | 4.6 | |
その他 | 玄米ごはん | 1膳(150g) | 1.2 |
胚芽精米ごはん | 1膳(150g) | 1.1 | |
納豆 | 1パック(50g) | 1.0 |
「1度にたくさん」よりも「こまめに」とるほうが効率良し
ここまで読んで、亜鉛をたっぷりとろう! と思った方もいるだろう。しかし、「亜鉛不足が原因で男性機能が衰えていたり、脱毛している場合には、亜鉛の摂取が有効ですが、そうでない人が過剰にとっても、効き目があるかどうかは疑問です」と上西氏は言う。
亜鉛のサプリメントは男性に人気だ。しかし、あくまでも、“不足している人がとれば有効”ということを忘れずに、冷静に利用したいものだ。
「亜鉛は1度にたくさんとると吸収率が低下するという特徴があるので、サプリメントで摂取する場合、高含有量のものを1日1回とるよりも、低含有量のものを数回にわけてとるほうが有効です」(上西氏)。
亜鉛は食品からとる分には過剰症の心配はないが、「サプリメントで多量の亜鉛を継続的に摂取すると、銅や鉄の吸収が阻害され、貧血になることがあります。また、抗酸化酵素であるSOD(スーパーオキシドジスムターゼ)の活性が低くなるという報告もあります」(上西氏)。
男性機能を高めたり、発毛を促したい場合、亜鉛だけに注目するのではなく、バランスのいい食事を心がけることが重要だ。
■亜鉛の関連記事
・男性機能のお悩みは「亜鉛不足」が原因?
・男性ホルモンはこうすればガンガン出る!
女子栄養大学栄養生理学研究室教授

徳島大学大学院栄養学研究科修士課程修了後、雪印乳業生物科学研究所を経て、1991年より同大学に勤務。
専門は栄養生理学、特にヒトを対象としたカルシウムの吸収・利用に関する研究など。
『日本人の食事摂取基準2015年版』策定ワーキンググループメンバーを勤める。
BACK NUMBERバックナンバー
RELATED ARTICLES関連する記事
ダイエット・食生活カテゴリの記事
-
1日ビール1缶でも脳が萎縮する!? 左党の一分
-
徹底検証、花粉症は飲酒でひどくなる? 左党の一分
-
50代が「酒」の分かれ道? 一生健康で飲むために何が必要か 左党の一分
-
EPA、DHAをとりすぎると心房細動リスクが上昇する恐れ 話題の論文 拾い読み!
-
お酒を減らしたいのに減らせない… 医師が教える減酒のコツ 左党の一分
-
健康診断の結果が悪い人が酒を飲み続けるとどうなる? 左党の一分
-
外飲みが増える今、改めて知りたいアルコールと肝臓のこと 左党の一分
-
【PR】食の楽しみと健康両立、カギは「適正糖質」 トピックス
-
毎晩飲む人は要注意! 「慢性膵炎」で膵臓がカチカチに 左党の一分
-
緑黄色野菜に含まれるカロテノイドは死亡リスク低下に関係 話題の論文 拾い読み!
FEATURES of THEMEテーマ別特集
-
- 怖い病気を招く「中性脂肪」を食事・運動で徹底対策!
-
健康診断でもおなじみの項目である「中性脂肪」。血液中の中性脂肪が150mg/dLを超えると、脂質異常症の1つ、「高中性脂肪血症(高トリグリセライド血症)」と見なされる。血管の老化を防ぎ、心筋梗塞や脳梗塞を遠ざけるためにも、中性脂肪が上がるのを避けなければならない。そこで、今回はやっかいな中性脂肪の正体や、食事や運動でできる鉄板の対策法を一挙紹介していく。
-
- 長年の悩み「腰痛」を解消! 痛みを和らげる体操4選
-
腰痛は日本人の国民病とも言える身近な症状だ。特に問題なのは、原因がはっきりしない、「なんだか知らないけど、いつの間にか…」始まってしまう「慢性腰痛」だ。長年にわたって慢性腰痛で悩む人は少なくない。そこで、今回は長引く腰痛の解消が期待できる体操を一挙紹介する。
-
- 怖い緑内障 忍び寄る失明を回避するには
-
緑内障は放っておくと失明を招く怖い病気だが、病気が進んでも中心部の視力は保たれるため、自分ではなかなか気づきにくい。本記事では、緑内障による失明を回避するために知っておきたい期症状の特徴や、早期発見のために必要な検査、最新治療などについてコンパクトに解説していく。
スポーツ・エクササイズSPORTS
ダイエット・食生活DIETARY HABITS
からだケアBODY CARE
医療・予防MEDICAL CARE
「日経Goodayマイドクター会員(有料)」に会員登録すると...
- 1オリジナルの鍵つき記事
がすべて読める!
- 2医療専門家に電話相談できる!(24時間365日)
- 3信頼できる名医の受診をサポート!※連続して180日以上ご利用の方限定
お知らせINFORMATION
SNS
日経グッデイをフォローして、
最新情報をチェック!
人気記事ランキングRANKING
- 現在
- 週間
- 月間
-
「ヨーグルトと免疫の関係は?」「免疫力を高める食事を知りたい」専門家が回答
あなたの疑問に専門家が回答! 健康Q&A
-
健康診断で調べる「ヘマトクリット」って何? その数値から分かること
生活習慣病予防のエキスパート・野口緑の「一生ものの体の作り方」
-
「風邪を引きやすい人、引きにくい人の違い」「免疫力、高すぎもNG?」専門家が回答 あなたの疑問に専門家が回答! 健康Q&A
-
しっかりストレス対策したいならコレ 様々な医療現場で活用中の「認知行動療法」
東京・大手町の精神科医 Dr.五十嵐の診察室・番外だより
-
体脂肪が多い人ほど認知機能が低い
話題の論文 拾い読み!
-
細胞の若返り機能「オートファジー」は60代以降、急速に衰える 老化抑制のカギ「オートファジー」
-
50代が「酒」の分かれ道? 一生健康で飲むために何が必要か 左党の一分
-
体脂肪がゼロに近づくことによるメリット・デメリットは?
“筋肉博士”石井直方の筋肉まるわかり大事典
-
尿酸値を上げないために生活習慣で気を付けるべきことは? Goodayクイズ
-
老化抑制のカギを握る「オートファジー」 最新研究で見えてきたその驚異の機能 老化抑制のカギ「オートファジー」
Copyright © 2022 Nikkei Inc. All rights reserved.