かさ増しメニュー【6】 月見大根そば
材料(2人分)
- そば(ゆで) 1玉(170g)
- 大根 170g
- ほうれん草 50g
- ねぎ 1/3本
- 卵 2個
- めんつゆ(ストレート) 1カップ
- 七味唐辛子 少々
- (1)大根はせん切りにする。ほうれん草はゆでて3cmの長さに切り、ねぎは小口切りにする。
- (2)鍋に湯を沸かし、そばと大根を一緒にゆで、湯を切って器に盛り、真ん中に卵を割り入れる。
- (3)鍋にめんつゆと水1と1/2カップを入れて温め、2にかけ、ほうれん草、ねぎをのせ、七味唐辛子をふる。
作り方
大根のせん切りをたっぷり加えたメニュー。ツルッとのどごしのいいめん類は早食いになりやすく、血糖値を急上昇させてしまうが、大根を加えるとよく噛んで食べることにつながる。
* * *
ここでは、ごはんは茶碗1杯、めんは1人分として糖質量を表示したが、どれくらいの量を食べていいかは、自分で計算してみてほしい。
糖質“ちょいオフ”食事術の最終目標は、糖質が何にどれくらい含まれているかが大体わかり、1日の目安量の中に収められるようになることだ(第2回「『案外普通に食べられる』のが“ちょいオフ”のいいところ」参照)。
それはつまり、“糖質について知る”ということにほかならない。
昨今、糖質=悪者という風潮があるが、糖質は主要なエネルギー源であり、とくに米は日本の食文化の根幹をなすものだ。やみくもに排除するのではなく、糖質についてよく知り、賢くつき合うことこそ、われわれが目指すべきところだろう。
(料理・栄養計算:牧野直子/写真:安田裕/スタイリング:高橋ゆかり)
管理栄養士、料理研究家、ダイエットコーディネーター

女子栄養大学卒。生活習慣病予防、ダイエット、女性の美容や健康、食育などをテーマに、テレビや雑誌などのメディア出演、著書の執筆、料理教室、食品メーカーの商品開発、講演など、幅広く活躍中。
栗原クリニック東京・日本橋院長

東京女子医科大学病院及び同大学付属の医療施設に勤務後、2008年に開業。消化器内科学、特に肝臓病を専門とし、C型肝炎のインターフェロン療法に定評がある。早くから「糖尿病や動脈硬化につながるメタボの上流に脂肪肝がある」ことを提唱し、脂肪肝の治療や予防に力を入れている。
著書・監修書は『糖質ちょいオフダイエット 90日ダイアリーつき』(講談社)、『肝機能をしっかり高めるコツがわかる本』(学研パブリッシング)など多数。