女性もやりがちな菓子パンと甘い飲み物の組み合わせ
コンビニでお昼を買う時に、ついつい、菓子パンと甘い飲み物を選んでいないだろうか。メロンパンやあんパンなどの甘い菓子パンは、食事というよりおやつ。糖質だけでなく脂質の摂りすぎにもなりやすい。甘い飲み物を加えれば、さらに高糖質になる。食事なら、サンドイッチやハンバーガーなどの調理パンがお薦めだ。野菜入りのスープかヨーグルトなどをプラスしよう。
糖質メニューが多いイタリアン
続いて、イタリア料理を見てみよう。イタリアンは、パスタやピザなど、糖質メニューが多いので要注意だ。こちらのNG例は、ニョッキとパスタを組み合わせている。ニョッキはじゃがいもで作られているので、パスタも食べると糖質の重ね食いになる。パンやピザも同様だ。さらにデザートまで食べると、かなり高糖質な一食となる。
この場合は、パスタかニョッキのどちらか1品にして、ステーキなどのメイン料理を食べれば、栄養バランスもよくなる。
バターや生クリームを使わない和菓子は、低カロリーでヘルシーなイメージが強い。ダイエット中でも、和菓子なら安心と思う人も多いだろう。しかし、糖質面からみてみると、必ずしも安心というわけではない。
「和菓子は、脂質は少ないけれど、でんぷんや砂糖が多く含まれています。特にわらびもちやくずもち、それからこんにゃくゼリーなどは、洋菓子よりもカロリーが低いと思って油断しがちですが、高糖質なので要注意です」(牧野氏)
わらびもちは、わらび粉などのでんぷんに、砂糖を加えて作られる。1度に食べるのは避けよう。せんべい類も気をつけたい。米を使ったシンプルな焼き菓子だが、たった2枚で茶碗半分程度のごはんの糖質量を軽く超えてしまう。ポリポリ食べているうちに、食事での“ちょいオフ”の努力を無にしてしまことになりかねない。
※各メニューに含まれている糖質量は、お店やメーカーによって異なります。目安として活用してください。
(栄養計算:牧野直子/イラスト:サイトウトモミ)
管理栄養士、料理研究家、ダイエットコーディネーター
