私にとってクロスバイクが、良き“相棒”となりつつあります。でも、車体が軽く、作りが繊細なわが相棒。大切な存在だからこそ、メンテナンスをしてあげたい…。機械に不慣れな私にもできる最低限のメンテナンスについて、教えてもらうことにしました。
前回の記事「勘違いだらけだったクロスバイクの乗り方・降り方」では、本企画でアドバイザーをお願いしているサイクルライフナビゲーターの絹代さんにクロスバイクの乗り方を点検してもらい、3つの勘違いに気付きました。(前回の記事と絹代さんのプロフィールはこちらから)
勘違いを正すと、クロスバイクが乗りやすくなり、休日は自宅の周辺を走り回るように。帰宅後、屋内の駐輪スペースに自転車をしまいながら、ふと、「クロスバイクって細かな部品でできているギアが付いているし、メンテナンスしなくていいのかな」と心配になりました。
でも、私は機械が苦手…。パソコンなどの電化製品を修理したはずが、逆に壊していた…ということが、これまでの人生で数えきれないほどあります。
そこで、スポーツバイクのメンテナンスについて、ブリヂストンサイクルスポーツ車事業部マーケティング課の宮崎景涼(けいすけ)さんに相談しました。宮崎さんは、クロスバイクのサイズ合わせ(3回目の記事「自分の体に合ったクロスバイクを選ぶ」)でお世話になった方です。
宮崎さんは自身もかつて自転車の選手だったこともあり、メンテナンスにとても詳しいのですが、今回、私がメカ音痴であるため、最低限必要なものを教えてもらうことにしました。
愛車のロードバイクに乗って颯爽と取材現場に登場した宮崎さん。「スポーツバイクのメンテナンスのお話を…」と切り出すと、ポケットなどからいろいろな道具が出てきました。