日本経済新聞 関連サイト

ようこそ ゲスト様

日経 Gooday

ホーム  > スポーツ・エクササイズ  > ママチャリライダーがセンチュリーライドを目指してみた  > メカ音痴が挑戦! クロスバイクの“最低限”メンテナンス  > 2ページ
印刷

ママチャリライダーがセンチュリーライドを目指してみた

メカ音痴が挑戦! クロスバイクの“最低限”メンテナンス

チェーンと空気圧の2つをチェック

 中西奈美=日経Gooday

メンテナンス1 乗る前の空気圧

宮崎さん「タイヤの空気、毎回入れてますよね?」

「え!! 抜けてると思った時だけに入れればいいんじゃないんですか!?」

タイヤに入れる空気圧が高いため、空気を入れるのも一苦労…。
[画像のクリックで拡大表示]

 「スポーツバイクはタイヤ内の空気圧が高いため、乗っていない状態でも少しずつ空気が抜けてしまいます」と宮崎さん。ママチャリでもしばらく乗らない期間があると、タイヤの空気が抜けてベコベコになっていることがあります。私は、乗る前にタイヤを指で押してみて、簡単にへこんでしまうときに空気を入れればいいのかと思っていました。

 しかも、スポーツバイクはママチャリと空気を入れるバルブ(入口)の形状が違うといいます。「いわゆるママチャリは英式バルブ、スポーツバイクは仏式バルブが使われています」(宮崎さん)。

 英式バルブは金属の軸の中に通称、虫ゴムと呼ばれるゴム製の弁が付いているものです。高い空気圧には耐えられない上、空気圧の微調整はできないそうです。一方、仏式バルブは先端に金属製の小さなナット(ネジ)が付いていて、ナットを緩め、先端を押し込むとチューブ内の弁が開く構造です。高圧での充てんが可能で、タイヤ内の空気圧を測ることができるのが特徴です。

英式バルブ
バルブキャップがついたおなじみの形。虫ゴムと呼ばれるゴム製の弁で空気圧を調整している。(撮影:記者本人。右も同)
[画像のクリックで拡大表示]
仏式バルブ
写真はバルブキャップを外したところ。金属製の芯(コア軸)の先が弁になっていて、先端をナットで固定する。
[画像のクリックで拡大表示]

 バルブの構造が違うと、使える空気入れの口金も違うと宮崎さんが教えてくれました。ということは、今、私が使っているママチャリの空気入れは、英式バルブにしか使えない…。クロスバイク用に新調しなくてはいけないので、どのような空気入れがいいか尋ねると

ゲージ(空気圧計)付きの空気入れなら、タイヤの空気圧を確認しながら空気を入れることができる。(©Wasin Raktham-123rf)
[画像のクリックで拡大表示]

宮崎さん「タイヤの空気圧がひと目でわかるゲージ付きのものが、絶対いいですよ!」

 「空気圧がひと目でわかる…??」 私の頭の中はクエスチョンマークでいっぱいになってしまいました。

 宮崎さんによると、自転車はタイヤによって適切な空気圧が決められていて、ママチャリのタイヤは2.5~5bar(*)ほど。クロスバイクだと3~6bar、ロードバイクだと8barを超えるものもあるそうです。適切な空気圧は、タイヤのへりに書かれています。ちなみに、我が愛車(ママチャリ)のタイヤは2.8~4.5bar、本企画でブリヂストンサイクルからお借りしているCYLVA F24に装着されているタイヤは3.5~5.9barでした。低い空気圧(空気が抜けている状態)のまま乗ると、パンクしやすくなるといいます。

写真はCYLVA F24に装着されているタイヤ。タイヤの側面に適切な空気圧が書かれています。
[画像のクリックで拡大表示]

 確か自動車教習所でも「空気圧が低いと、タイヤがパンクしやすくなる」と習ったことがあります。でもなぜパンクしやすくなるんだっけ…。

 「空気が抜けたまま走ると、タイヤにかかる荷重によってタイヤの側面に撓み(たわみ)ができてしまいます。そのまま段差に乗り上げるとタイヤの内側に入っているチューブがタイヤとリム(ホイールの外周)にはさまれてチューブに穴が開いてしまうのです」(宮崎さん)

空気圧が低いとタイヤの側面に撓み(たわみ)が出てしまいます。この状態で段差に乗り上げるとタイヤのチューブが痛んでしまいます。
[画像のクリックで拡大表示]

 宮崎さんによると、空気圧が高い方がタイヤの接地面が小さくなり、効率的に走ることができるそうです。素人考えで、タイヤに目一杯空気が入っている方が荷重に耐えきれず、パーン!と勢いよく破裂してしまうのではないかと思っていましたが、決められた数値内ではそのような心配はないそうです。「タイヤに書かれている空気圧の範囲で、自分の好きな乗り心地を見つけてください」(宮崎さん)。

手軽にタイヤの空気圧が計れる自転車用タイヤゲージ(空気圧計)。乗り心地を確かめるのに重要なツール。
[画像のクリックで拡大表示]

*barとは…メートル法の圧力の単位の1つ。空気圧を表す単位はこのほかに、psi(pound per square inch:重量ポンド毎平方インチ)やkPa(キロパスカル)などがある。

RELATED ARTICLES関連する記事

スポーツ・エクササイズカテゴリの記事

カテゴリ記事をもっと見る

FEATURES of THEMEテーマ別特集

  • かかると怖い!「膵炎」「膵がん」NEW

    激痛に襲われる「急性膵炎」や、発見しにくく5年生存率が極めて低い「膵がん」など、膵臓の病気には厄介なものが多い。今回は、膵臓という臓器の役割や、膵臓の代表的な病気である「膵炎」「膵がん」の怖さ、早期発見のコツをまとめていく。

  • 60代以降で急増! 男を悩ませる前立腺の病気

    中高年にさしかかった男性にとって、病気が心配になる臓器の1つが「前立腺」だ。前立腺の病気のツートップ、前立腺肥大症と前立腺がんは、いずれも中高年になると急増する。前立腺肥大症は夜間頻尿などの尿トラブルの原因になり、前立腺がんは、進行が遅くおとなしいがんと思われているが、骨に転移しやすいという特徴があり、怖い一面もある。今回のテーマ別特集では、前立腺の病気の症状から、具体的な治療法までを紹介していこう。

  • 悪玉コレステロールを下げ、善玉コレステロールを上げる実践的な対策

    健康診断で多くの人が気にする「コレステロール」。異常値を放置すると動脈硬化が進み、心筋梗塞や狭心症のリスクが高まっていく。数値が悪くても自覚症状がないため、対策を講じない人も少なくないが、異常値を放置しておいてはいけない。では、具体的にどのような対策を打てばいいのだろうか。今回のテーマ別特集では、健診結果のコレステロール値の見方から、具体的な対策までを一挙に紹介していこう。

テーマ別特集をもっと見る

スポーツ・エクササイズSPORTS

記事一覧をもっと見る

ダイエット・食生活DIETARY HABITS

記事一覧をもっと見る

からだケアBODY CARE

記事一覧をもっと見る

医療・予防MEDICAL CARE

記事一覧をもっと見る

「日経Goodayマイドクター会員(有料)」に会員登録すると...

  • 1オリジナルの鍵つき記事鍵つき記事がすべて読める!
  • 2医療専門家に電話相談できる!(24時間365日)
  • 3信頼できる名医の受診をサポート!※連続して180日以上ご利用の方限定

お知らせINFORMATION

日経Gooday新型コロナ特設

SNS

日経グッデイをフォローして、
最新情報をチェック!

RSS

人気記事ランキングRANKING

  • 現在
  • 週間
  • 月間

NIKKEICopyright © 2020 Nikkei Inc. All rights reserved.