フレームが小さいと窮屈、大きいと不安定!
宮崎さんにご指導いただきながら、私も“自分に合う自転車”を選ぶことにしました。今回、ブリヂストンサイクルのCYLVA F24をベースに、フレームサイズの異なる自転車を試してみます。私の身長は158cm。いずれもペダルからサドルまでの高さは同じになるよう調整してもらいました。
今回試したのはこの4つ。
フレームサイズ | 390mm | 420mm | 480mm | 540mm |
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適正身長 | 139~154cm | 151~166cm | 163~178cm | 175~190cm |
390mmからどんどん大きいサイズに乗り換えていくと、自転車のフレームが大きくなるため、ハンドルが遠くなりました。それに伴い、ハンドル操作が不安定になっていきました。
- 390mm:安心感がある。ペダルが最も高い位置(12時の位置)にくると、膝がハンドルにだいぶ近づく。
- 420mm:姿勢に慣れていないので不安はあるが、こぎやすい。ハンドルをつかむと腕がまっすぐ伸びてハンドルとサドルに重さがうまく分散される感じ。
- 480mm:乗れなくはないが、420mmに比べてハンドルが遠く、上体を深く倒す感じ。
- 540mm:ハンドルが遠く、つかんだ手が自分の顏よりずいぶん前にいってしまい、不安定で怖い。
といった具合でした。写真で見ると次の通りです。
ママチャリに乗り慣れているせいか、ハンドルが近い390mmが一番安心して乗れるような気がしました。そのことを話すと、「420mmが一番合っていますよ」と宮崎さん。ハンドルと膝が近いと脚が窮屈な状態が続き、疲れてしまうのだそうです。実際に420mmに乗った場合(写真3)、まだ姿勢には慣れていないものの窮屈な感じはなく、ハンドルと体をつなぐ腕にもゆとりがあり、ハンドル操作にも問題はありません。
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- それでは、乗ってみよう!