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ママチャリライダーがセンチュリーライドを目指してみた

ずぶ濡れライダー、センチュリーライドで落車

ハイウェイでまさかのスリップ! 仲間に支えられ命拾い

 中西奈美=日経Gooday

雨でスリップ! ハイウェイでまさかの落車

 海沿いの道から内陸方面に曲がると、雰囲気が一転。熱帯の植物が生い茂り、太古の世界にタイムスリップしたかのような道に入りました。だんだんと雲行きが怪しくなり、空は鉛色。「雨がまた降ってきましたね」と絹代さんが声をかけてから何分も経たないうちに、音を立てて雨が降り出しました。

雨の中のハイウェイ。サングラスをかけていないと目を開けていられません。
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 実は、雨の中をロードバイクで走るのは初めて。前の人から離れないように距離を詰めて走ると、雨の日は道路の泥水をタイヤが跳ね上げて、後ろの人にかかるなんてことを初めて知りました。ウエアや顔は泥だらけ、サングラスがなかったら目を開けていられなかったでしょう。

 前を走る橘田さんに遅れないように走り続けると、ハイウェイに出ました。スピードを出した自動車に後ろから追い抜かれると、空気抵抗でフワッと右側に押し出される感じが怖くて、ブレーキをこまめにかけながら走っていました。路面が濡れているせいか、「なんとなくブレーキの利きが悪いな…」と思っていた瞬間、

 ガシャーン!!!

 自転車ごと車道側に転倒してしまいました。

 白線の中に埋め込まれていたキャッツアイ(道路鋲)に乗り上げ、そこでブレーキをかけたためタイヤが滑ってしまったのです。ビンディングで足がペダルに固定されていたのが幸いしたのか、左膝と左側頭部を地面にぶつけたものの、自転車から放り出されることはありませんでした。

 後ろを走っていた西岡さんがすぐに駆け寄り、靴とペダルのロックを外し路肩に私を誘導してくれました。なんと、西岡さんは救急救命士。意識を確認するために「名前は言えますか?」「今日は何月何日ですか?」と尋ねたり、地面や自転車にぶつけて痛む所を確かめてくれました。絹代さん、橘田さんも心配して声をかけてくれました。

 ふと気付くと、その様子を大勢の人が心配そうに見ています。落車した瞬間を見ていた後続のライダーや、その情報を聞いたサポートカーの人が集まっていたのです。後で聞いた話ですが、車道に倒れた様子を見て、後ろから走ってくる自動車を回避させようと誘導してくれた人、曲がってしまったハンドルのステムを元に戻してくれた人もいたそうです。みなさん、先を急いでいるのに気遣ってくださり、本当にありがとうございます。そして、一緒に走っている西岡さんが救急救命士だったとは、おかげで命拾いしました。

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まさか自分が落車するなんて…とショック(写真左)。なんと、通りかかった今中大介さんが曲がったステムを直してくれました(写真右)。
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