疲れを残さないためにはライド中の栄養補給が大切
ホノルルセンチュリーライド2015は、午前6時15分から順次スタートし、フィニッシュゲートは午後5時に閉まります(予定)。ライド中に筋力をキープすることはもちろん、終了後の疲れを残さないためには走っている最中の栄養補給が重要だと絹代さんはいいます。
その一つがBCAA(Branched Chain Amino Acids:分岐鎖アミノ酸)。必須アミノ酸であるバリン、ロイシン、イソロイシンのことを指し、運動による筋たんぱく質の分解を防ぐほか、動き続ける筋肉のサポートをするといわれています。ライド当日の朝、スタートから40km地点、60km地点で補給し、ライドの後半にも積極的に取るのが1つの方法だといいます。
また、エネルギーを生み出す細胞内の回路を働かせるのに有効なクエン酸も、ライド中から取っておくと、疲労回復に有用だといわれています。「疲れが体に出やすい後半に重点的に補っておけば、つらさが軽減されますよ」(絹代さん)。そう、日本でクエン酸といえば梅干し…。これも、アップダウンのトレーニング中にバテてしまった私の救世主でした(「体力作りの自転車トレーニングで分かった3つの課題」)。
そのほかにも、疲労回復に力を貸してくれるサプリメントはたくさんあります。口コミなども参考にしながら、自分に合ったものを持参するのがよいそうです。
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- いざというときのための準備も必要