本企画で目標としている、ホノルルでのセンチュリーライド完走のためには、走り続ける体力が必要です。自分の心拍数を“見える化”し、体力作りに生かす方法を学んだので、今回は絹代さんと一緒にアップダウンの多いコースでトレーニングをすることに。真夏の暑さの下、走ることで、次に乗り越えなければならない自分の課題が見えてきました。
前回(「長距離ライドでも疲れない体を作るトレーニング法」)は、サイクルライフナビゲーターの絹代さんに、心拍数をベースにした体力底上げのための自転車の乗り方について教えてもらいました。
「有酸素運動時の心拍数の範囲内で、スピードを上げて走れるようパフォーマンスを上げていきましょう。そのためにはまず、有酸素運動心拍数の範囲で乗る時間を増やして、体を慣らす必要があります。さらに、運動強度が上がっても耐えられるように、上り坂など少し頑張るシーンも入れてみましょう」(絹代さん)
撮影の後の自主トレでは、心拍数も測定できる活動量計を使って、体への負荷を意識しながら、ロードバイクで走るようになりました。ただ、私が住んでいる場所の周辺は信号ばかりで止まることが多いうえ、家事と育児の合間に近場でトレーニングをしようとすると、2時間程度しかとれません。
そこで今回は、思い切って自宅近辺から離れ、神奈川県北部にあるダム湖津久井湖を周回することに。 「アップダウンのある道は適度に体に負荷をかけるので、体力アップのいい方法になりますよ」と絹代さん。
津久井湖の周辺は、プロの自転車選手もトレーニングのためにやってくるそう。偶然にも絹代さんのご主人(TEAM UKYO 畑中勇介選手)も津久井湖周辺でトレーニングをするということで、途中まで先導してくれることに。「遅れないようについていかなくちゃ!」と気持ちを奮い立たせ、自転車にまたがりました。
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