暑さに体がついていかない…開始15分でバテる(涙)
しかし、あろうことか、この日は関東地方に梅雨明け宣言が出た日。朝から雲ひとつない快晴で、走り始める頃には気温は30度を超えていたと思います。なんと最高気温の予報は34度…!?
その前の週まで、最高気温が30度を超える日はなかった(むしろ涼しかった)ので、久しぶりの真夏日は私の体力を猛スピードで奪っていきます。情けないことに、スタートから15分しないうちに、緩やかな上り坂でダウンしてしまいました。
息が上がって、気分が悪くなり、目の前がクラクラ…。学生の時に、脳貧血で倒れたときの感覚に似ています。「このまま走り続けたら倒れてしまうかも」と、本能が危険信号を察知したので、車道の左端で減速し自転車を降りました。とにかく座りたい。頭を低い位置にして、息を整えたい…。絹代さん、カメラマンに気遣いなんてできる状態でなくなっていました。もう、最悪です。
「暑さに体が慣れていないところに、ハイペースで走ったので、血の巡りが悪くなったのかもしれませんね」と絹代さんは心配そうに声をかけてくれました。あぁ、本当にすみません。
10分ほど休むと、息も整いなんとか立ち上がれるように。よかった…。とはいえ、まだヨレヨレの状態。でも、今日のロケをこれで終わりにするわけにはいかない!と、自動販売機のある場所まで移動して、冷えたスポーツドリンクで水分補給していると、お腹が空いたような感覚に襲われました。そこで、サドルバッグに入れてあった大好物の羊羹を口にすると、ようやくカラダが復活してきました。
- 次ページ
- ダウンの原因はハンガーノック