大勢で走る心強さ
悪戦苦闘する私にお天道様が同情したのか(?)、1時間ほど昼食を取りながら休憩すると、雨が上がりました。また降られないうちにゴールにたどり着こうと、当初のルートを短縮して(ポタリングでは、走る人の状況に合わせてルートを短くすることも可能)ゴールまでの道を8人、縦列で走り始めました。坂道や雨といったピンチを切り抜けた安心感からか、雨が上がった帰りの平坦な道は余裕を持って走ることができました。
トータルで20kmのポタリング、無事終了です。出発から4時間が経っていました。
ゴール地点で待っていたのは、「完走証」。20㎞なんて、自転車に乗る人なら大した距離ではないかもしれませんが、初めてスポーツバイクで走り切ったという達成感は何ともいえず嬉しかったです。
当日、8人で走ることになり、初心者であるが故のプレッシャーが強かったのですが、「ペースは速すぎない?大丈夫?」「ちょっと慣れてきたみたいだね」などと声をかけてもらったおかげで、肩の力を抜いて走ることができました。また、これから自分も挑戦するであろう、ロードバイクに乗っている仲間の姿を目の当たりにし、チャレンジ意欲が燃えてきました。
さて、イベントの翌日に筋肉痛になるかと思いきや…生活に支障が出るようなトラブルは皆無でした。自転車を押して坂道を上ったからでしょうか。擦りむいた右膝はしばらく痛みましたが(涙)
今回のポタリングで、坂道の攻略法や雨の日対策など、次の課題が見えてきました。今後、絹代さんにこれらについて指導してもらうつもりです。
今回、参加したのは「スウィーツ・ライド」ということもあり、エイドステーションでは地元・神奈川のお菓子や軽食が提供されていました。新鮮卵を使ったプリンやワッフル、温かさが染みた牛肉コロッケのほか、江の島名物シラスを使ったカレーパンやアジサイをかたどったサブレ…など、筋肉を使ったカラダが欲しがるものばかり。
「自転車で走ったんだし、ちょっとだけならご褒美もいいよね…」と言い訳をしながら、気がつけば全制覇。それでも足らず、サブレを1枚、帰り道のお供にさせてもらいました。
エイドステーションではありませんでしたが、行く道の途中、創業300年の老舗和菓子屋「力餅屋」で求肥力餅が振る舞われました。その後の走る力になったことは言うまでもありません!
取材協力:日本旅行
自転車(絹代さん)6万円(税別)(Rail 700:ホダカ)、(記者)4万8000円(税別)(Rail 700A):ホダカ)
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