日本経済新聞 関連サイト

ようこそ ゲスト様
日経Gooday TOP  > スポーツ・エクササイズ  > 50歳直前ペーパースイマー、100m「美メドレー」への道  > 大学最強水泳部の門をたたく
印刷

50歳直前ペーパースイマー、100m「美メドレー」への道

大学最強水泳部の門をたたく

 「パパの泳ぎってなんかぎこちないね」の一言に発奮

 稲川 哲浩=日経Gooday

社会人になって以降、プールなど滅多に行かない中年記者。しかし、ぎくしゃくした泳ぎを小学生の息子にばかにされ、一念発起。大学最強水泳部の監督の指導を仰ぐことに。心許ないクロールしかできないわが身も省みず、流ちょうな4泳法メドレーを1年で完成させることが目標だ。監督が掲げる米国仕込みの“フラットスイム”は、中年記者のなまった体にも果たして有効なのか。「もう一度、水泳を習い直したい」「改めてスイミングを始めてみたい」と思っている読者向けに、目標達成までの長く険しい道程をお届けする。

 「パパの泳ぎってなんかぎこちないね」

 ここ30年ほど、プールへ行くのは真夏のランニングで火照った体を冷やしたいときに限られていた。しかし今夏、家族で行ったプールで、水泳を習い始めた小学生の息子にかけられた思わぬ一言にギクッ。周りを見渡せば、流ちょうなフォームで気持ち良さそうに泳ぐベテランスイマーもちらほら。既に40代後半という体が思うように動かなくなりつつある年になってしまったが、父親の威信を取り戻すために水泳を習ってみようか、と一念発起することになった。

 誰に教わろうかと、水泳のコーチングに関するウェブサイトをつらつらと見ていて、目に止まったのは中央大学水泳部監督の高橋雄介さん。高橋さんは自動車メーカーに就職したものの、得意分野の水泳で人生を賭けたいと決意。ダン・ギャンブリンという超一流コーチを訪ねて、1986年に米アラバマ大学に留学した。英語をゼロから学び、同大学の水泳部ではビート板運びからの“叩き上げ”で、コーチの座を獲得したという。

 「挑戦心にあふれるこの先生なら、自分の無茶なお願いも聞き入れてくれるかもしれない…」

子どもの一言がきっかけで「フラットスイム」に挑戦

中央大学水泳部の高橋監督
高橋監督は52歳にして、この筋骨隆々ぶり。大学のプールで熱気あふれるご指導をいただく。

 高橋さんは5年間の留学を経て、アラバマ大のコーチから受けた「今のままじゃ、日本は世界に追いつけないよ」という言葉がきっかけとなり、母校である中央大学のコーチに就任。初年度に8割の選手が自己ベストタイムを更新したことで、存在を大きくアピールした。その後2004年までの間に、全日本学生選手権での11連覇を達成し、指導者としての地位を不動に。2000年のシドニー五輪では、平泳ぎの田中雅美さんをはじめとする中央大学の3選手を含む女子メドレーリレーにおいて、銅メダルを獲得している。

 実績がすごすぎて、「自分ごときが教えていただくのも…」とためらったが、今では一般個人向けの指導もしており、泳げない人を泳げるようにする第一人者でもある。詳しくは今後の連載でお伝えするが、高橋監督は泳ぐ姿勢をなるべく水平に保つ、米国仕込みの新しい水泳法「フラットスイム」を全国のスイミングクラブに伝える仕事もされている。

 「やはりこの先生にお願いしてみよう」と、気持ちは固まった。

1/4 page

最後へ

次へ

日経グッデイ初割キャンペーン

RELATED ARTICLES関連する記事

スポーツ・エクササイズカテゴリの記事

カテゴリ記事をもっと見る

FEATURES of THEMEテーマ別特集

  • 始めよう筋トレ 最低限やりたいエクササイズと食生活のポイント

    筋トレはできるだけ若いうちに始めることに大きなメリットがあるといわれる。それはなぜなのか。また、どんな筋肉をどのように鍛えるのが効果的なのか。高齢になってもしっかりした足腰でいるために今のうちから最低限やっておきたい筋肉エクササイズ、食生活の注意点などを知り、今年こそ「筋トレ習慣」を身に付けよう。

  • 第3波を乗り切るためのコロナ対策

    新型コロナウイルスの新規感染者が再び急増し、日本は今、流行の第3波を迎えている。今後さらに気温と湿度が下がると、ウイルスの生存により適した条件が整うようになる。これ以上の流行拡大を防ぐためには、1人1人が感染予防策を改めて見直し、感染リスクの高い行動を避けて生活することが不可欠だ。第3波を乗り切るためのコロナ対策を、もう一度まとめた。

  • 寝たきり予備軍「フレイル」を防ぐためにできること

    老化を防ぎ、健康寿命を延ばすためには、加齢により心身が衰えた状態である「フレイル」の予防が必要になる。フレイルは、健康な状態と要介護状態の中間に当たるが、これを避けるために特に重要なのが「筋肉量の維持」だ。筋肉量が減少すると、足腰が弱くなって寝たきりにつながるだけでなく、認知症や心疾患のリスクが上がることも分かってきた。筋肉量を維持し、フレイルを防ぐために何をすればよいだろうか。

テーマ別特集をもっと見る

スポーツ・エクササイズSPORTS

記事一覧をもっと見る

ダイエット・食生活DIETARY HABITS

記事一覧をもっと見る

からだケアBODY CARE

記事一覧をもっと見る

医療・予防MEDICAL CARE

記事一覧をもっと見る

「日経Goodayマイドクター会員(有料)」に会員登録すると...

  • 1オリジナルの鍵つき記事鍵つき記事がすべて読める!
  • 2医療専門家に電話相談できる!(24時間365日)
  • 3信頼できる名医の受診をサポート!※連続して180日以上ご利用の方限定

お知らせINFORMATION

日経Gooday新型コロナ特設 日経Gooday初割キャンペーン

SNS

日経グッデイをフォローして、
最新情報をチェック!

RSS

人気記事ランキングRANKING

  • 現在
  • 週間
  • 月間

NIKKEICopyright © 2021 Nikkei Inc. All rights reserved.