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月イチゴルファーが2年でシングルを目指す!!

「ゴン」が再発! リベンジラウンドで124の大叩き

第6回 練習場での“ごまかし”が本番で露呈

 池田 悟=日経Gooday

コースでの課題は練習場と自宅でほとんど改善できる

 こうして山口先生にラウンドを見てもらった結果、来年に向けて次のような課題が洗い出された。

練習で取り組むべき課題
腰を入れたスイングフォームに見直す
お尻を後ろに突き出して股関節から上体を曲げて前傾し、少し重心を下げて腰を入れて構える。スイングでは「コック、リリース、リコック」を忘れないこと。
目的 ドライバーやロングアイアンなどの長いクラブから、サンドウェッジなどの短いクラブまで、体重移動によって股関節を使い、骨盤を回してスイングできるようにする。
傾斜ショットの基本習得
左足上がりのときには右足に、左足下がりのときは左足に体重を乗せ、傾斜に平行に構えて軸をつくり、軸足1本のつもりでスイングする。つま先上がりでは、傾斜に応じてグリップを短く持つとともに、ボールを右足寄りに置いて打つ。つま先下がりのときは重心を思い切って下げて両足の拇指球に体重を乗せて構える。傾斜地であっても腰を入れて構え、大振りをしないこと。
目的 どんなライでも体の軸を安定させて、ボールをまっすぐ飛ばす技術を身に付ける。
ゲームメイクに関する課題
ショットの前の素振りは、絶対に「無駄振り」はしないこと
目的 素振りは本ショットのシミュレーション。今からどういう傾斜でボールを打つのか、体に注意するべきことを言い聞かせるように、ゆっくりと素振りする。
パー3のホールのティーショットに命を賭けよ
目的 スパットを使った(ボールを打つ方向に目印を置く)練習で方向性を高める。
アプローチショットで15~30ヤードを自在に打ち分ける
目的 ピッチショット(ボールを上げる技術)、チップショット(ボールを転がす技術)を身に付け、ピンに寄せる力を高める。
パターは「上り」「下り」を意識して自宅で練習する
目的 パターマットを使い、「早い方向を下り」「遅い方向を上り」と想定しながら、交互に打つ練習で距離感覚を高める。

 ここに挙げられた課題は、次回から詳しく紹介していくが、初心者や伸び悩んでいるゴルファーにも共通しているのではないだろうか。しかも、その解決方法は「どれも練習場や自宅でも取り組める内容ばかり」(山口先生)である。恥をかくのを承知で先に掲載したスコアカードをご覧頂ければ、先生からの課題はシングルを目指すどころか、100を切るまでのマストにもなる。

 OBを4回防いでいれば「8打」減り

 ダフリを11回防げば「11打」縮められる可能性があり

 残り15~30ヤードをワンピンに寄せれば「5打」減る機会を得られ

 さらに、グリーン上で3パットを9回防げば「9打」は縮まる

 机上の空論だがこれで33打、つまり「124」だったスコアは「91」になる。とはいえ、パー72のコースでぎりぎりシングルに相当する81で回るには、単純計算で18ホールの半分はパーで上がり、残り半分はボギーに抑えなければならない。これまでのゴルフ人生で「パー」を連続で取った記憶などない記者にとって、シングルプレーヤーはもはや「神」に近い存在である。

腰がしっかり入り、股関節からきれいにスイング動作が始まる山口先生のドライバーでのティーショット。どの番手のクラブを使っても、フォームは同じだ。
[画像のクリックで拡大表示]

山口先生 「シングルプレーヤーだからといって、いつもナイスショトを打ち続けられるわけではありません。ティーショットが曲がる日もあれば、バンカーや谷、きつい傾斜からリカバリーショットを強いられる日もたくさんあります。ダブルボギーだって出ます。ドライバーの調子が全くダメだった今日だって、何とか知恵と工夫を凝らしてスコアを81でまとめた。ゴルフは山あり谷ありだからこそ、なんだか人生みたいでおもしろいのです。定規で真っすぐ線を引いたようなボールを打つゴルフもすごいのですが、私はどうも好みませんね」

 我が人生を振りかえれば、目の前にある絶壁の「山」を登り、断崖の「谷」に落ちることしばしばだ。だが往生際が悪い性質だし、「悪運」も強いほうである。2014年の打ち納めのスコア「124」を再スタートに、この先1年半でシングルまで上達したら…。もしも「ゴルフ文学界」なるものがあれば、ノンフィクション大賞はいただいたも同然だ。もう一度、これまで書き溜めたゴルフノートを見返して、すぐに練習の見直しから始めることにしよう。

「集中的に週3日ぐらい練習してください」

山口先生 「ところで、今は週にどれぐらい練習に通っているのでしたっけ?」

記者 「えっ、はい。週1日は必ず確保して、通えるときは土日の2日練習しています」

山口先生 「そうですか。感覚を早くつかんで一気に開眼できるように、これからは週2日、できれば集中的に週3日ぐらい練習してみてください」

 …師匠の言うことは絶対である。こうして終電の時間とせめぎ合いながらやっと原稿を書き終えても、翌朝7時から練習場でクラブを振る1日が平日にも加わることになった。



 冬ノ寒サニモ負ケズ、忘年会ヲ断リ懐ノ寒サヲ凌ギ、ソレデモ私ハシングルニナリタイ…。



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