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月イチゴルファーが2年でシングルを目指す!!

「ゴン」が再発! リベンジラウンドで124の大叩き

第6回 練習場での“ごまかし”が本番で露呈

 池田 悟=日経Gooday

誤った練習方法がコースでそのまま出る

 当日のラウンドを振り返ろう。その様子を何かに言い表すとするならば、「京都の住所」を綴るかの如しだった。

 「上ル、下ル、右入ル、左入ル」

この日は左足の上がり、下がりの「傾斜ショット」を強いられる場面がほとんどだった。スイングするときの構えに加えて、ボールを「右足寄り」「左足寄り」のどちらに置くかといった細部にまで気を配る必要があると痛感した。
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 左足上がりになった打ち上げのライでは、体が開いてボールは右に飛び出す。つま先下がりのライでクラブを振れば、ボールを引っ掛けて左に曲げる。加えて、ダフリ(ボールの手前の芝土を叩く)も多かった。脳内にある運動プログラムが誤作動しているのか、はたまた「神の見えざる手」が上達を阻んでいるのか。高機能を備えた自分にマッチしたクラブを振っているのに、毎ホールきっちり同じミスを繰り返してしまうのである…。もちろん、クラブに罪はない。

 前半を終えた時点で、スコアはすでに「63」。結果的に100を切るどころか、110を切ることすら適わなかった。

記者 「練習場でやっていることが、コースではできませんでした。アイアンはダフリも多かったです」

山口先生 「練習場ではミスショットをしていることに気が付きにくいのが原因ですね。マットの上から打つために、多少ダフっていてもクラブがマット上を滑ってボールに当たり距離も出ます。そのためダフっていることに気が付かないのです。練習場ではごまかしが利いて好ショットだと感じるのですが、コースでは芝土をザックリやって頭を抱えることになります。アイアンの練習で『カツッ』という短く乾いた音がすれば、フェースがボールに正しく当たった後でマットを叩けている。すなわち、ダウンブロー(※1)に打てています。ですが、打ったときに『ゴン』『ボン』『ドン』といった音がするのはダフっている証拠です」

記者 「言われてみれば、よくドンという音がしています。ダフリ癖を改善するためのいい練習方法はあるのでしょうか」

山口先生 「右利きの場合、練習場のマットの一番右端にボールを置いて打つ方法(※2)や、ボールのすぐ右側にテープなどで目印をつけて、それを動かさないように打つ方法を取り入れるといいでしょう。いずれにしても、練習場でもできていないことはコースでもできないと肝に命ずることです」

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写真左、山口先生からアドバイスを受ける前までのティーショットの様子。インパクトの後に両腕が詰まり、両足も棒立ちに近いフォームになっている。写真右、左足下がりのライから4Wを打つ際、「もっと腰を入れて、股関節から上体を倒す。左足1本を軸にするようにスイングする」とのコツを伝授される。

記者 「はい。重心移動も意識しましたが、スイングごとにまちまちだし、スムーズではありません」

山口先生 「そうですね。上体が突っ立ったまま、お尻を落とした姿勢でスイングする癖がついているようです。これだと腰を回しにくく、インパクト後の手元がとても窮屈に見える。さらに、体の軸もぶれやすい。お尻を後ろに突き出すぐらい上体を股関節から前傾させて、重心を少し下げて腰を入れ、両足の親指の下にある拇指球(ぼしきゅう)に重心を乗せて構えることです。腰と骨盤をしっかり回せるようになり、いわゆる懐の深いスイングができるようになります。重心移動をしながら股関節を使って骨盤を右へ左へと回す『 腰切り体操』にもっと励んでください」

 ラウンド中のことだった。左足下がりのライで4Wを打つときに、「左足を軸にして体を支えながら、腰をしっかり入れて打ってごらんなさい」との助言を山口先生から受け、その通りにしたら目の覚めるスーパーショットが飛び出した。軸と腰を入れることを意識してスイングしたことで、腰のキレが高まり、それに連動して体重移動もスムーズにできた成果だったわけだ。


※1 クラブを振った際、最下点になる少し手前でボールを打つこと。ボールに適度なスピンがかかり、アイアンで打つときの理想とされている。 ※2 練習場によっては禁止されている場合があるので注意が必要。

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