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月イチゴルファーが2年でシングルを目指す!!

ゴルフクラブのフィッティング、メーカーのスタジオで初体験

第4回、自分に合うヘッドとシャフトの組み合わせを探す

 池田 悟=日経Gooday

シャフトの動きに注目した独自の解析方法

「自分に合ったクラブを選ぶのは上級者でも難しいものです。メーカーやショップでできるフィッティングを大いに活用して、気に入ったクラブを見つけてください」と米山さん。

 「ヤマハゴルフスタジオ高輪にようこそ」という言葉とともに、爽やかな笑顔で登場したのが米山太基さんだった。聞けば、同社のクラブ開発の担当者だという。

記者 「よろしくお願いします。仕事の関係で13年ぶりにゴルフを再開しました。ゴルフクラブをフィッティングするなんて、う、う、生まれて初めての経験です」

 米山さんによれば、ヤマハがゴルフクラブを発売したのは1982年。実に30年以上の歴史があるメーカーである。これまでの商品開発のノウハウと蓄積したユーザーデータを生かし、クラブのフィッティングができる「ヤマハゴルフスタジオ高輪」を今年7月にオープンしたのだという。フィッティングは「現状分析」「シャフトのしなりの測定・分析」「推奨クラブの決定」「結果の説明」という大きく4つのステップからなる。

 中・上級者のゴルファーは既にご存じかと思われるが、一般的なゴルフショップで行うフィッティングは、クラブのヘッドの軌道やインパクト位置、ボールの回転数、スイングスピードから、いくつかのクラブを試して選び出す。これに対して、ヤマハが開発した解析システムでは、先の計測情報に加えて、スイングするときのシャフトの動き(しなり方)を測定・分析する画期的な方法を導入している。これによってヘッドとシャフトの理想的な「組み合わせ」を選び出してくれるのが特徴だ。

3タイプのヘッドと4タイプのシャフトに必ず合う組み合わせがある!

米山さん 「今のクラブ選びは通常、既存商品を使って計測した結果と、自分の感覚が合うかどうかで判断します。そのため、上達度に応じて、クラブを買い換えたり、シャフトを調整したりするのが慣例的です。しかし、私たちはこうした従来の考え方から、ヘッドの動きを左右するシャフトの挙動に注目し、ユーザーに応じたヘッドとシャフトのベストマッチを“作り出す”という発想で商品を開発しています。そのため、ゴルフスタジオでのフィッティングでは、シャフトのしなり挙動に注目しています」

 ヤマハが今年10月25日発売した新作「インプレス・RMX(リミックス)」のドライバー(1W)を例にすれば、3タイプあるドライバーのヘッドと4タイプのシャフトとの組み合わの中から、「自分に合うドライバー」が必ず見つかるという。これまで、一部の上級者向けのクラブを除き、ほとんどのクラブがスペックの決まった既製品として売られているのに対し、同社のクラブはカスタムオーダーに近い組み合わせで選べる。さらに、上達の度合いやコースを回る日の調子によってシャフトを交換したり、ウエイトを微調整したりもできる。「組み替え自在なことが、リミックス=REMIXのネーミングたるゆえん」(米山さん)であるそうだ。

記者 「スイングに伴う動きに表れる個人の特性に、クラブをカスタマイズさせるわけですね。ということは、ありのままに振れるクラブが選べるともいえますか?」

米山さんが開発したというスイング中のシャフトの動きを解析するための専用シャフト。
[画像のクリックで拡大表示]

米山さん 「はい、その通りです。もちろん、初心者は基礎的なスイング方法を身に付けることは前提ですが、ベストな組み合わせを見つければ、あとはクラブがボールを理想的に飛ばしてくれる。スイングの個性を最大限に生かせるのです。私たちは『自分に合うドライバーが、一番飛ぶ』をコンセプトにしています」

記者 「素朴な疑問なのですが、ゴルフショップでも同じようにフィッティングをしてもらえると思いますが、メーカーのスタジオで選ぶのとはどこが違うのでしょうか」

米山さん 「簡単にいえば、ショップでは複数のメーカーを“ヨコ比較”できるのに対して、メーカーでは、ブランド別やシリーズ別といった“タテ比較”が可能です。例えば、8番アイアンを試し打ちするとして、当社であれば上級モデルから初中級モデルまで5つのシリーズがあります。さらにシャフトもカーボン製とスチール製が試せる。もしも気に入ったメーカーがあれば、そこでフィッティングするのがいいかもしれません」

 前方のスクリーンに映し出されたコースに向けて、ふにゃりとしたシャフトのドライバーでボールを5球ほど打ち、違うタイプのクラブに変えてボールを打ち、さらにヘッドやシャフトを代えてまたボールを打つ。ゴルフシミュレーター使いながら、自分に合った組み合わせを絞っていくわけだ。なんだかオーダーメードでクラブを作るプロゴルファーにでもなった気分で、初心者にはとても新鮮である。

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