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月イチゴルファーが2年でシングルを目指す!!

リベンジラウンドでスコア92の大躍進! 目指すは80台

第18回 基礎探しの1年間を経ても「伸びしろだらけですよ」

 池田 悟=日経Gooday

 「どうしてこんなにセンスがないんだ、こんなに練習しているのに!

 と自分に呆れ、自信を失い、時にはキレて、ラウンドや練習の後に悔し涙を流したことは数知れない…というのは嘘ではない。忘れもしない、今年正月3日の打ち初め。願をかけてドライバーで打った1球目は、まるでコンパスで描いたかのようなキレイな弧の「超ド・フック」で、練習場の左側にあるネットを揺らした。

 練習は積めど、コースで跳ね返されて、弱点を修正したと思ったら、新たな問題が現れる…の連続だった。この春先までは「このまま100も切れないのではないか…」と本気で危惧していた。

ミスの要因は「スウェー」と「打ち急ぎ」だった

 変化するきっかけをつかんだのは、ふとした思いつきからだった。山口先生からいつも指摘され続けた「手打ちです!」「股関節を使って!」という2つの助言を冷静に思い起こし、「何をすると手打ちになるのか」「どうすれば股関節を使えるのか」を原点に戻って確認することに、一縷の望みを託した。

 格好をつけずに言えば、半ば開き直って“破れかぶれ”であらゆる打ち方を試し始めたことにあった。

 体を好き勝手に使ってボールを打ったら、反対に体の動きに一定の制約を設けて打ってみる。ミスショットが続けば、そのときの体の動きや姿勢、クラブの振り方までを覚えている限りノートに書き出し、同じようなミスに関連する事柄をインターネットで一つひとつ調べた。例えば、ボールが右に曲がるミスは「体が早く開いた」や「ヘッドアップ」、左であれば「手首をコネた」…などと、自分が体を動かしたときに出る癖をミスと照合し、洗い出していった。そんなことをしばらく続けているうちに、上達を阻む大きな要因が、ひざの「スウェー(左右にスライドするように動くこと)」と「打ち急ぎ」であることにハタと気がついた。

 こうしてひざのスウェーを抑える意識とともに、声を出してカウントを取りながら、いろいろなリズムでも打ってみた。記者の場合、バックスイングが早くなると、それに連動して「トップ」「切り返し」も早くなり、結果的に腕に力を入れて振ってしまうことがわかった。特にドライバーでは、「いちっ、にっ、さんっ、しっ」といった小気味よいリズムでのスイングでは球筋が安定せず、「いーち、にー、さーん、し」とゆったり振る方がマッチすることに気が付いた(そのヒントはテレビで女子プロゴルファーのゆったりとしたスイングを見たことにあった)。このリズムはアイアンのスイングでも同じだった。

ゴルフをした翌日にありがちの「腰が痛てぇ~」が無くなった

 こんな試行錯誤が功を奏したのか、今までのミスショットは見違えるほど減り、股関節を使ってスイングするコツがつかめてきた。

 まずは、股関節から上体をしっかり前傾させて、腰を入れて構える。次に、右の股関節に上体を預けるように重心を乗せながら、体幹を右に回してトップを作る(やや感覚的な表現だが、前傾したまま右足1本で立ち、股関節に意識を向けてスクワットするようにして記者はコツをつかんだ。実際に床に体を沈める際、ひざやふくらはぎを使うのではなく、右の股関節を使ってスクワットをする感覚に近かった)。こうしてトップを作ったら、右の股関節を伸ばす力を使いながら、体幹をスイングする左方向に回旋させていく。すると、重心が左足にスムーズに移り、腕と上体を同調させながら下半身主導のスイングができるようになってきた。

 「そうか、これだったのか!!」というコツがつかめてくると、どんどん強い球が打てるようになり、ゴルフを始めた頃にありがちだった「真っ直ぐに打てるかな…」といった心配が一気に払拭された。おまけに、練習やラウンドの途中、さらにその翌日にありがちだった「腰が痛てぇ~」ということがまったく無くなったことも、何よりありがたかった。股関節を存分に使えるようになれば、脊椎の根元に負担がかからなくなり腰痛も出なくなるのだ。

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