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月イチゴルファーが2年でシングルを目指す!!

100切り達成を支えた、ミラクル「8番アイアン」

第16回 コントロールショットに、転がしに、自在に操れ!

 池田 悟=日経Gooday

スイングのチェック機能を果たしてくれる

 「めでたく100を切ったとの報告、何よりです。8番アイアンは、とにかくコントロールショットを覚えるのに最適なクラブだと私は考えています。先に申し上げたように、練習の30%を8番アイアンに費やすことに加えて、締めくくりも8番です。というのも、例えば、ドライバーで練習を終えたりすると、強く打ち過ぎたり、アッパーブローの感覚が残ったりしたままになる。それを避けるために、左足に踏み込んだダウンブローの感覚で練習を終える。8番アイアンは、言うなれば『スイングのチェック機能』を果たしてくれるのです」(山口先生)

 ちなみに、山口先生が所属されているゴルフクラブの研修会では、「4本のクラブでプレーする競技」があるそうだ。山口先生の選択は、ドライバー、7番ウッド、8番アイアン、パター。やはり8番アイアンが入っている。

 「8番アイアンは距離をコントロールしやすいクラブです。ピンを見て風を感じるだけで距離を合わせることができます。これ1本さえあれば、フェースを開いたり、ワンクッションさせたりして、ほとんどのアプローチショットにも対応できます。距離感がパターと似ているのでグリーン脇からの転がしにも最適。バンカーショットもなんとかこなせます。以前もお伝えしたように、練習場には8番アイアンを常に携えて、一打ごとに方向と距離が異なる目標を狙うアトランダム練習に励んでください」(山口先生)

再び「110の王」に返り咲く!?可能性だってある

 かつてコースでの撮影中に山口先生から、「グリーンの脇から寄せるときは8番で転がしましょう!」とアドバイスを受けたときには、正直、そうしたクラブの使い方があることすら記者は知らなかった。今ではよほどのことがない限り、グリーンの脇からSW(サンドウェジ)を使うことはない。

 わずか1打とはいえ、「100切り」は達成した。だが、また再び「110の王」に返り咲く!?可能性だってある。いやはや、シングルプレーヤーの証である70台のスコアで回るためには、まだここからスコアを20打以上も縮めなければならない。もちろん、研鑽あるのみだ。

 近く、春先のリベンジ(関連記事:『ハーフ「58」でギブアップ…。開花宣言の前にサクラ散る』)を兼ねてロケを予定している、ホームコースの「西宮高原ゴルフ倶楽部」で100切りを達成してこそ、第一関門をクリアした“お墨付き”を頂くこととしよう。シングルプレーヤーに向けた挑戦は、これからが本番!

…で、いいですよね、山口先生?

(写真:水野浩志)

山口信吾(やまぐち しんご)さん
ゴルフ作家
山口信吾(やまぐち しんご)さん 1943年生まれ。九州大学工学部を卒業後、同大学院を修了。69年に竹中工務店に入社。72年にハーバード大学大学院を修了後、シカゴの大手設計事務所に勤務。75年に帰国し、竹中工務店に復帰。43歳からゴルフを始め、還暦を前に一念発起し、独自の練習法によって2年でシングルを達成した。ベストハンデキャップ8。新聞および雑誌に寄稿多数、ゴルフの著作は14冊にものぼる。「WEBRONZA」(朝日新聞社)において、ゴルフ連載『ゴルフがある喜びと幸せ』を連載中。
撮影協力
西宮高原ゴルフ倶楽部


衣装協力/ポロシャツ7560円、パンツ9720円、ゴルフインナー6480円、ベルト8100円。すべてアンダーアーマー。

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