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月イチゴルファーが2年でシングルを目指す!!

「100切り」の手ごたえ、ハーフで「-12打」は偶然なのか?

第10回 30ヤード以内のアプローチで「トップ」「チョロ」の新たな課題も…

 池田 悟=日経Gooday

【コラム】 アドレスで正しく構えるための「ルーティン」を身に付ける

 ゴルフ用語には横文字が多いからなのか、複数の意味が混在して使われているものが少なくない。ここでは、本編でもよく登場する用語「アドレス」について、もう一度おさらいしてみよう。

目標に肩のラインを向けたまま構えがちな初心者には、「飛球線」の手がかりになる竹ざおなどを活用するとよい。飛球線、肩のライン、スタンスの向きの3つがすべて平行になるように注意しておこう。
[画像のクリックで拡大表示]

 アドレスはそもそも、「ボールを打つ前に足の位置を決めて構えること」を指しているが、そこには「姿勢(ポスチャー)」や「足の位置」「肩のライン(アライメント)」といったすべての要素を含んでいる。例えば、「アドレスと飛球線を平行に合わせる」と一言でいっても、右利きの場合「足の位置が飛球線と平行でも、左肩が少し内側に入っている」といった構えでアドレスをしているゴルファーも少なくない。山口先生によれば、「両足と両肩のラインが飛球線に対して平行になるように構えることが基本中の基本。この基本を身につけずにいくらボールを打っても“下手を固める”ばかりです。クローズドやオープンで構えるアドレスは確かにありますが、基本が十分に身についていない初心者には絶対に勧めません」とアドバイスする。

 記者をはじめとする初心者によくあるのが、「両肩のライン」「スタンスの向き」「飛球線」がバラバラで構えてアドレスしていること。「目標を意識すると、無意識に肩のラインを目標に向けて構えてしまいます。両肩のラインが左を向いていると感じるぐらいで飛球線と平行なのです。コースの形状や風景によっては、脳が錯覚して構えを乱すこともあります。そこで、いつも飛球線に対して平行で構えられるように、練習場でアドレスのルーティンを身につけて、コースでも必ず実践するのです」(山口先生)。

 ルーティンとはルーティンワークの略で、ご存じの通り「定型業務」のこと。メジャーリーガーのイチロー選手が、バッターボックスでユニフォームの右肩を左手で軽くつまんでからバットを構えたり、テニスプレーヤーの錦織圭選手が、ボールを4回コートについてからサーブを打ったりするのも、ルーティンの1つだ。「ショットに至るまでに決まったルーティンをすることで、体と心を整えて緊張をほぐしたり、周りの環境に影響されずに一定の動作を体に再現させたりする役割があります」(山口先生)。簡単にいうならば、ナイスショットを打つのに必要な正しい構えを再現するための “おまじない”みたいなものだ。

 山口先生のルーティンのプロセスは、下の写真で示したとおり。「どんな状況下でも、ルーティンを経てから、スイングに入ります。雨の日でも、暑い日でも、決まったリズムを保つことが大切です」(山口先生)。

1. 右手でクラブを持ち、ボールの後ろに立つ。クラブのヘッドを持ち上げ、目標からボールまでの飛球線をイメージする。
2. ボールの前に右足を前に出して立ち、右手で持ったクラブのフェイスと飛球線を直角に合わせる(目標に向けてフェイスを正面に向ける)。
3. 先に置いた右足に左足をそろえ、股関節から上体を倒して前傾姿勢をつくる。次に、左足を左、右足を右へ順に開いて、足幅(スタンス)を決めて構える。
4. 最後に、左手でしっかりグリップを握り、再び右手を添えてアドレスが完了。山口先生は、ワッグル(クラブヘッドを左右に小さく動かす動作)はせず、アドレスを終えたら、即バックスイングを始める。
[画像のクリックで拡大表示]

(写真:水野浩志)

山口信吾(やまぐち しんご)さん
ゴルフ作家
山口信吾(やまぐち しんご)さん 1943年生まれ。九州大学工学部を卒業後、同大学院を修了。69年に竹中工務店に入社。72年にハーバード大学大学院を修了後、シカゴの大手設計事務所に勤務。75年に帰国し、竹中工務店に復帰。43歳からゴルフを始め、還暦を前に一念発起し、独自の練習法によって2年でシングルを達成した。ベストハンデキャップ8。新聞および雑誌に寄稿多数、ゴルフの著作は14冊にものぼる。
 撮影協力

西宮高原ゴルフ倶楽部


衣装協力/山口先生、ウィンドジャケット1万4040円、ウィンドパンツ1万1880円、ベルト8100円。記者、トップスエレメンツ 1/2 ZIP 1万800円、パンツ1万800円、ベルト8100円。以上すべてアンダーアーマー。

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