鬼編集長の業務命令で、「2年でシングルを目指す」という途方もない目標のゴルフ企画を担当することになった40代記者。昨年末の「打ち納め」の後、「初打ち」、そして2ラウンド目で、なんと3連発で「100叩き」という結果に。折れそうな心を支えるために、もう一段上のレベルを目指して、基本練習の見直しに取り組むことにした。前号でも予想していた「2016年に暗雲!?」は、なんと驚きの結末に!
実力も身についていないのに「スランプだ…」と言うのは滑稽だが、ここ3回のラウンドは“なんだかヘン”なのである。前回の記事でもお伝えした“2016年に暗雲!?”という嫌な予感は、見事に的中したともいえる(関連記事:『2016年に暗雲!?打ち納めゴルフでスコア103の悪夢』)。
年明け2回のラウンドスコアは、
In46+Out55=スコア101(太平洋クラブ美野里コース=6148ヤード パー72)
Out54+In47=スコア101(ゴールド栃木プレジデントカントリークラブ 7001ヤード パー72)
という始末。旧年12月に84のスコアレコードを更新した後、
「100叩き」を3連発中
なのである。年末年始は例年にない慌ただしさで、週2回の練習が1回になり、やがて2週間に1回になり…という事情はたしかにある。練習不足のままでラウンドを迎えた日もあった。そんな現状は即、乱れとなってスコアに現れる。いやはや、ゴルフは恐ろしいほど難しいスポーツである。

特定の技量を習得する過程で、一時的な停滞が起こることを「プラトー(高原)現象」と呼ぶそうだ。スポーツや楽器といった身体的技量はもちろんだが、語学の習得やダイエット、仕事でのキャリアプランなどいわゆる精神的な活動に関わるものにも出現するという。いわゆる“伸び悩み”である。いずれにしても、心身に新しいことを覚えさせるための「脳」の抵抗とでも言うべきか、まさしく、「人生、何事も順調には進まないものだ」の言葉に象徴される人の不思議である。
話が横道に逸れたが、ものの本によれば、プラトー現象の解消に効果が期待される方法は主に4つあるらしい。「練習方法や環境を変える」「体を休める」「結果より過程を楽しむ」「能力の限界だと決めつけない」。
ん? 今の記者に全部足りてないことばかりではないか!!!
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