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月イチゴルファーが2年でシングルを目指す!!

2016年に暗雲!?打ち納めゴルフでスコア103の悪夢

第22回…ダブルパー、4パット、ギブアップ…負の連鎖を断つ秘策メモ 

 池田 悟

ホール設計者の術中にはまった訳

 年が明けて間もなく、「感想戦」の一環として、ラウンドノートを開いて直近のスコアカードを見直していると、ハタと気づいたことが2つある。まずは、スタートホールで「パー」を取れたラウンドよりも、「ボギー」だったときの方が「総じてスコアが良い」ことがわかった。これは恐らく、最初のつまずきから、その後は「用心深く行こう」「丁寧に打とう」とする心理が働くからだと考えられる。

 もう一つは、スコアカードの横に示される「ハンデ」の数字が小さいホールほど、ダブルボギーやトリプルを叩いていることが多いことが分かった。これまでラウンドしたコースを思い起こせば、ハンデが1や2、3といったコースは、きついドッグレッグや急なアップダウン、狭いフェアウェイや難しいグリーンなど、“曲者揃い”であることが多い。

ラウンドが進むにつれて、体の回旋が不足して「クラブを振り切る」ことを忘れてしまう癖があるようだ。左写真は、ラウンド中にドライバーをOBしたときのフィニッシュ。右写真は、打ち直しでしっかり振り切ったときのフィニッシュ。違いが一目瞭然だ。

 つまり、難しいホール設定をスコアカードが教えてくれているにもかかわらず、無警戒のままで「まんまと罠にはまった」という可能性が大きいともいえるのだ。それを証拠に、先にお伝えした打ち納めで100を叩いたラウンドでは、4パットをしたパー3は「ハンデ2」、続くギブアップのパー4は「ハンデ1」のホール。「落胆した後にトドメを刺された」とでも言えるような、ホール設計者の術中にはまった訳である。

 「心(精神)」があっても「技(基本)」が伴わなければ上達は望めない。「技」があっても、「心」がなければスコアにならない。いわんや、心と技とともに、18ホールを乗り越える「体(体力)」がなければゴルフにならない。

 まさしく、ゴルフが「心技体を求められる究極のゲーム」だと言われる所以である。

 「落ちるところまで落ちたら、後は登るだけ

 と、心を入れ替えて、2016年は前に突き進もう。さてはて、「打ち初め」は「吉」と出るか、「凶」となるか。

 本年も引き続き、ご声援のほど、よろしくお願いします。

(写真:水野浩志)

山口信吾(やまぐち しんご)さん
ゴルフ作家
山口信吾(やまぐち しんご)さん 1943年生まれ。九州大学工学部を卒業後、同大学院を修了。69年に竹中工務店に入社。72年にハーバード大学大学院を修了後、シカゴの大手設計事務所に勤務。75年に帰国し、竹中工務店に復帰。43歳からゴルフを始め、還暦を前に一念発起し、独自の練習法によって2年でシングルを達成した。ベストハンデキャップ8。新聞および雑誌に寄稿多数、ゴルフの著作は14冊にものぼる。現在、「WEBRONZA」(朝日新聞社)において、『ゴルフがある喜びと幸せ』を連載中。

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