歩くだけでシェイプアップ効果が期待でき、若々しい姿が手に入る「体幹ウォーキング」。今回はその“日常筋トレ”シリーズの第3弾「LSD(ロング・スロー・ディスタンス)」を紹介しよう。長い時間かけてゆっくり歩き続くと「遅筋(ちきん)」が鍛えられ、疲れにくく、やせやすい体になるという。
すっかり春めいた陽気になり、歩き出すとすぐじわっと汗ばむことも多くなった。歩くことが気持ちいいこの時期。体幹ウォーキングを習慣化するには絶好のタイミングだ。
しかし、同じ動作を毎日続けていると、特定の筋肉ばかりを使うことになるうえ、何よりも飽きてしまう。そこで前々回から、もうワンランクアップ上のウォーキング・トレーニング法として、階段や坂道を利用し、少し負荷をかけた練習メニューを紹介してきた(「階段を使えば体幹ウォーキングは“筋トレ”になる!」「筋トレ効果大! 体幹フル稼働させる「坂道」ウォーキング」)。早速、試した読者の中には、太ももの裏などの筋肉に刺激を感じたり、ヒップが引き締まってきたりと、体の変化を実感した人もいるのではないだろうか。
「体幹ウォーキングの基本は1つですが、目的に応じてトレーニング法を組み合わせれば、筋力や持久力のアップ効果も高まります。マンネリ化を防ぐためにも、いくつかのトレーンング方法を知り、日常から試すのがいいですね」とプロランニングコーチの金哲彦さんは話す。
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