「体幹ウォーキングの効果をより高めるためには、普段の歩き方から意識を変えることも大事です。わざわざトレーニングウエアに着替えて歩く時間を作ったり、スポーツクラブに通って筋トレをしたりしなくても、日常で動き回るときに体幹ウォーキングを心がけていればいい。つらい、面倒だと思いながら始めた“続かない筋トレ”に励むぐらいならば、体幹ウォーキングを生活習慣にして、それ自体をトレーニングにしてしまう。例えば、駅や社内などの『階段』は、格好のトレーニング場所です。生活環境の中に『坂道』があれば、これも積極的に活用していきます」とプロ・ランニングコーチの金哲彦さんは言う。
階段を上るときはお尻の筋肉で体を持ち上げるように
体幹ウォーキングを使ったトレーニングの第1回目は、日々利用する機会が多い「階段」を使った方法をご紹介しよう。「上り」は筋肉に負荷をかける、「下り」は脚をリズミカルにく動かす(さばく)ための格好のトレーニングになる。
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