下りはリズミカルに脚を動かし、俊敏性を高める
一方、階段を下るときは、脚の動かし方(さばき方)がポイントになる。
「下りは、体幹ウォーキングを活用するというよりは、脚をリズミカルに動かす(さばく)、つまり俊敏性を高める意識をしておくといいでしょう。ここでも一段ずつ膝を曲げて“ドスン、ドスン”と下りるのではなく、“スタ、スタ、スタ…”と、軽やかにリズムよく下りていくイメージを持ってください」と金さん。
ポイントは、骨盤を小刻みに左右へ回旋させて、脚を素早く振り出しながら、土踏まずより前側を着地させて下りていくこと。ここでも姿勢は前屈みにならないように気をつけ、体の軸は真っすぐ伸ばしたままで下りていく。リズミカルな足さばきでスムーズな荷重の移動ができれば、一歩一歩、脚を動かすたびに強いブレーキをかける必要がなくなり、脚への負担も軽減できる。
このように、階段を使った体幹ウォーキングは、生活の中で簡単できるトレーニングになる。
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