日本経済新聞 関連サイト

ようこそ ゲスト様
日経Gooday TOP  > ダイエット・食生活  > 世界の健康 早耳ダイジェスト  > 【韓国発】国民健康食「紅参」が飛び交う年末商戦  > 3ページ目
印刷

世界の健康 早耳ダイジェスト

【韓国発】国民健康食「紅参」が飛び交う年末商戦

モメチョッタは最高の「お・も・て・な・し!」

 笹部佳子=COCORO

子ども用「紅参入りドリンク」がママのハートをわしづかみ

 旧正贈物の王者として不動の人気を誇る紅参だが、ここ数年、目覚ましい変化を遂げている。これまで高麗人参と言えば「年長者への心遣い」という労わりのイメージが強かったが、今や家族向けのギフトとしても大流行しているのだ。

[画像のクリックで拡大表示]
[画像のクリックで拡大表示]
写真左、韓国人参公社が発売して大ヒットになった「アイキコ」。パッケージに輝やく「6年根紅参濃縮エキス200㎎含有」の文字。オレンジ味とリンゴ味の2種類(100mLで 1200ウォン=日本円で127円前後)がある。写真右、高麗人参、ナツメ、黄耆、五加皮、甘草などを詰め合わせた、手軽な煮込みスープに使うための生薬セットが庶民的なスーパーなどで売られている。このセットに鶏肉、もち米を加えて炊けば「サムゲタン」が簡単に作れる。

 紅参は健康食品だけでなく、お酒や化粧品などをはじめ、あらゆるものに含有されるようになった。お疲れ気味のお父さんは紅参ドリンクをクッーと1本、お母さんは紅参パック( (マスク)でしっかり保湿、子どもたちは紅参ジュースを毎日チューチュー…といったように。なかでも、目立っているのが子供向けのドリンクだ。

 ブームの火付け役となったのは、韓国人参公社のブランド「正管庄」がリリースした「アイキコ」という商品。紅参エキスをベースに、鹿角、紅花種、百福領、山査子のエキス、さらに子どもの成長に欠かせないビタミンB、C、D、カルシウムが配合されているというもの。合成した甘味料や保存料を一切使わないという宣伝効果もあり、厳しい競争社会を生き抜く強い子どもに育つことを願う、韓国のママたちのハートをわしづかみにしている。今や子ども向けの紅参健康飲料は、他社の商品も合わせて100億ウォン(日本円で10億円)を売り上げるまでに成長。子ども向け飲料市場の16%を占めるほとだ。

 韓国では、山中で天然の人参が見つかるとそれがニュース番組で伝えられるほど、その存在は身近で、かつ珍重されている。ちなみに、野生の高麗人参は20年もので1本50万円、100年ともなれば2000万円もの値が付く。長寿を夢見るご老人、アンチエイジングやダイエットに励む中高年、美肌に磨きをかける乙女に、将来を嘱望された子供たち…。大韓民国5000万人を魅了する紅人参という“スーパー妙薬は”、流行り廃りの激しい韓国の健康ブームの中にあって、別格であり続ける存在なのだ。

韓国セレブの街に「人参カフェ」も誕生

紅参のパウダーを振り掛けたカプチーノ4400ウォン(465円前後)。ほのかに漂う紅参の香り。渋さをおさえたマイルドな味わい。
[画像のクリックで拡大表示]
江南(カンナム)地区の高級住宅街にある「カフェG」は、地元マダムやカップルでにぎわう。ソウル市江南区大峙洞422-2。営業時間は10時~20時。不定休。
[画像のクリックで拡大表示]

 「モメチョッタ」の言葉に条件反射をしてしまうのは男女を問わないが、とりわけインナービューティーを目指して日々、オンナ磨きに余念のない韓国の女性たちは、冷えの改善、肌のくすみ取りに効果があるとされる「紅参」には目がない。

 人参をキーワードに韓国人参公社がプロデュースしたのが、韓国セレブが集まる街、大峙洞(テチドン)に、今年登場した「カフェG」だ。ニューヨーク五番街で先行オープンして成功させ、満を持して韓国へ逆輸入されたという話題のカフェである。美容とトレンドに敏感な女性たちの間では、この店の話題でもちきりだ。

紅参タルト3500ウォン(370円前後)。紅参のハチミツ漬けをトッピングしている。たっぷりクルミが入っていて歯ざわりもよいと好評だ。
[画像のクリックで拡大表示]

 メニューは、トラディショナルな紅参茶をはじめ、紅参アメリカーノに人参ラテ、人参レモネードと、ありとあらゆる飲み物に紅参が配合されている。カプチーノにいたってはシナモンの代わりにたっぷりと紅参パウダーがあしらわれており、じっと見つめているだけでもついつい美肌効果を期待してしまう。もちろんカフェに欠かせないスイーツにも紅参はマストで、おしゃれ紅参マカロンやキュートな紅参パンケーキは、真っ向勝負で女心をくすぐっている。

 「体の不調などに悩む人にとって、食べると効果を即実感しやすいのが、衰えない人気 の理由です」と店長のマーティンさんは言う。



(文・写真:笹部佳子)

先頭へ

前へ

3/3 page

RELATED ARTICLES関連する記事

ダイエット・食生活カテゴリの記事

カテゴリ記事をもっと見る

FEATURES of THEMEテーマ別特集

  • 「中途覚醒が多く寝た気がしない」 中高年の睡眠の悩み解消術

    「睡眠の途中で何度も目を覚まし、眠った気がしない」「早朝に目覚めてしまい、その後なかなか寝付けない」――。歳をとるにつれ、そんな「中途覚醒」「早朝覚醒」に悩まされるようになったという人も多いだろう。なぜ中途覚醒は起きるのか。中途覚醒を解消して、若い頃のような「熟睡」を手に入れることはできるのか。このテーマ別特集では、中途覚醒の原因と、それを解消するための対策を一挙紹介していく。

  • 強い足腰を維持するための「骨」の強化法

    健康長寿の大敵となる「骨の脆弱化」を予防するには、若いうちから「骨を強くする生活習慣」を取り入れていくことが大切だ。このテーマ別特集では、骨が弱くなるメカニズムや危険因子、骨を強く保つための生活習慣のポイントなどについて解説していく。

  • もの忘れと認知症の関係は? 認知症リスクを下げる生活のポイント

    年を取っても認知症にはならず、脳も元気なまま一生を終えたいと誰もが思うもの。しかし、「名前が出てこない」「自分が何をしようとしたのか忘れる」といった“もの忘れ”は、中高年になると誰もが経験する。⾃分は周りと比べて、もの忘れがひどいのでは? ひょっとして認知症が始まったのか? と不安になる人も多い。このテーマ別特集では、もの忘れの原因や、将来の認知症にどうつながるのか、認知症を予防するにはどうすればいいのかについて、一挙にまとめて紹介する。

テーマ別特集をもっと見る

スポーツ・エクササイズSPORTS

記事一覧をもっと見る

ダイエット・食生活DIETARY HABITS

記事一覧をもっと見る

からだケアBODY CARE

記事一覧をもっと見る

医療・予防MEDICAL CARE

記事一覧をもっと見る

「日経Goodayマイドクター会員(有料)」に会員登録すると...

  • 1オリジナルの鍵つき記事鍵つき記事がすべて読める!
  • 2医療専門家に電話相談できる!(24時間365日)
  • 3信頼できる名医の受診をサポート!※連続して180日以上ご利用の方限定

お知らせINFORMATION

日経Gooday新型コロナ特設

SNS

日経グッデイをフォローして、
最新情報をチェック!

RSS

人気記事ランキングRANKING

  • 現在
  • 週間
  • 月間

NIKKEICopyright © 2021 Nikkei Inc. All rights reserved.