「体も頭もスッキリするし、気持ちがいいよ」
前述のDAKの調査結果によれば、「高学歴層になるほどプチ断食の経験比率が高く、また中高年が実践している傾向が強い」としている。やはりこの背景には、世界の先進国にも共通する「中高年が最も健康に関心が高い世代」「富裕層の方が健康意識が高い」という要因もあるに違いない。
プチ断食を何度も経験しているトーマスさん(会社員・46歳)は、「なんといっても体も頭もスッキリするし、気持ちがいいよ。断食を終えた直後は(回復食として)スープから始めないといけないのが少し面倒だけどね」と言いながら、そうした手間との引き換えに得られる爽快さを語ってくれた。
彼のようにプチ断食を一度体験した人たちの多くが、「体が軽くなった」「頭痛がなくなった」「断食後には何を食べてもおいしい」「少量の食事でも満足感が得られる」などと、体への好影響について語っている。また、ルールが緩く自己流で構わないため、取り組む上でのハードルも低い。
プチ断食は、これから本格的なブームになっていきそうだ。