平日であれば予約なしでコースを訪れてもOKなことが多く、1人でほかのグループに加わりプレイすることもできる。また国内の人件費が安いことから、ゴルファー1人にキャディが1人つく。初心者にも“優しい”システムであるため、日本よりもゴルフを始める敷居は低い。
ゴルフ場の賑わいに合わせて、バンコク市内ではインドア練習場も増える傾向にある。「年中暑い気候ですから、屋外ではなく、エアコン付きの屋内の練習場が好まれます」と言うのは、インドア練習場とゴルフ学校を兼ねる『バンコク・ゴルフ・センター』のインストラクターのマーク岩尾さん。インドア練習場は市内に既に6カ所あり、今後も増えそうな勢いだ。
ゴルフ人気がUVケアやサプリメントなどの健康市場に追い風
有名外国企業をリタイアし、悠々自適の暮らしを送るブラナウオン・ソワプルックさん(57歳・男性)は、2年前から健康のためにゴルフを始めた1人だ。「仕事漬けの日々から比べると体調がベターになっているのを感じます。ゴルフはほかのスポーツに比べて無理やり体を動かすことなく、サバーイ(気持ち良い)な感じでプレイ出来るのが良いですね」。知らない者同士が一緒にプレイすることで、ゴルフ仲間が増えることも、魅力の1つだとマークさんはいう。