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【トルコ発】「ふくよかなヒップ」「恰幅のいい腹」が王座陥落?

公園が市民の「無料のスポーツサロン」に変わる

 高谷一美=トルコ在住ライター

市内にある公園に備え付けられた運動器具。ひざに負担のかからないウォーキング器具や体側の筋肉だけを鍛えるスイング器具など、民営のスポーツジムにあるマシンと同じような効果が得られると評判。 社会事変に揉まれ「健康」を意識するどころではなかった人々が、ようやく意識を向け始めたことは大きな一歩だといえる。
市内にある公園に備え付けられた運動器具。ひざに負担のかからないウォーキング器具や体側の筋肉だけを鍛えるスイング器具など、民営のスポーツジムにあるマシンと同じような効果が得られると評判。 社会事変に揉まれ「健康」を意識するどころではなかった人々が、ようやく意識を向け始めたことは大きな一歩だといえる。
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 しかしながら、「無料スポーツサロン」であれば、家の近所にもあるうえに、人前では肌を露出させない戒律を守るイスラムの女性であっても、スカーフとコートを全身にまとったままで気軽に利用できる。

 利用者は40代の恰幅のいい男性から、ダイエットを意識している20代の女性までとさまざま。40代の利用者の1人に話を聞くと、「犬の散歩のついでに、気になる腹部のツイスト運動ができるので便利。妻に任せがちだった犬の散歩を自ら買って出るようになった」そうだ。

 実際、行政は「無料運動器具の増設プロジェクトによって、家にこもりがちだった市民に、外出のきっかけを与えた」との見解を述べている。さらに、こうした機会が増えることで、都市化によって薄れてきたとされる“ご近所付き合い”も復活すると期待されている。

『女性の臀(でん)部は料理のトマトペースト』

 トルコでは『女性の臀(でん)部は料理のトマトペースト』との譬えがあり、トルコ料理にトマトペーストが欠かせないのと同じで、女性の美しさにはふくよかな臀部が欠かせないとされてきた。しかし、時代は変わり、スレンダーなスタイル美人が増えつつある。男性も同様で、裕福さの象徴である恰幅の良さ、つまり「出っ腹」はもてはやされなくなり、スポーツやトレーニングで鍛えた筋肉を誇示するような人々も目立つようになった。

 市内のショッピングセンター内にある民営のスポーツジムは、トレーニング器機も多く設備も快適。女性専用ゾーンではスカーフの女性がウォーキングマシーンを使っていた。街の夜景を眺めながら黙々と運動に励む人が目立つ。
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 市内のショッピングセンター内にある民営のスポーツジムは、トレーニング器機も多く設備も快適。女性専用ゾーンではスカーフの女性がウォーキングマシーンを使っていた。街の夜景を眺めながら黙々と運動に励む人が目立つ。
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市内のショッピングセンター内にある民営のスポーツジムは、トレーニング器機も多く設備も快適。女性専用ゾーンではスカーフの女性がウォーキングマシーンを使っていた。街の夜景を眺めながら黙々と運動に励む人が目立つ。

 「健康の維持には食生活の改善とともに運動が不可欠」。トルコの保健省や青年スポーツ省による政府スポット(CM)が繰り返し流されてきた効果もあったのか、国民の健康への意識は大きく高まった。それに伴い、外見に対する美のスタンダードもまた、“足並み”をそろえる形で変わりつつある。

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