日本経済新聞 関連サイト

ようこそ ゲスト様
日経Gooday TOP  > 医療・予防  > COML患者相談室  > 一刻も早く痛み止めを飲みたいのに!
印刷

COML患者相談室

一刻も早く痛み止めを飲みたいのに!

 NPO法人 ささえあい医療人権センターCOML(コムル)

NPO法人ささえあい医療人権センターCOML(コムル)では、1990年に活動を開始して以来、医療に関する電話相談を実施しています。これまで、5万件を超える相談に対応してきました。この連載では、COMLの会報誌に掲載された相談内容と、COMLからのアドバイスをご紹介します(本記事はCOML会報誌2014年8月号からの転載です)。

 私(38 歳・女性)は子宮内膜症で生理痛がとてもひどいため、以前から婦人科クリニックにかかっています。いまのところ定期的に受診し、生理痛がひどいときに飲む鎮痛剤を処方してもらっています。また、あまりに生理痛がひどくて生活のリズムが乱れ、不眠症にもなってしまいました。そこで、鎮痛剤と一緒に睡眠薬も出してもらっています。

情報提供や薬剤服用歴管理は薬剤師の大切な仕事ではあるが・・・(© .shoc-Fotolia.com)

 その婦人科クリニックは院外処方なので、クリニックのそばにある調剤薬局で薬を受け取ることにしています。先日、いつものように処方せんを持って調剤薬局に行ったところ、これまで見かけたことがない薬剤師が調剤してくれました。私はその日、もっとも生理痛のひどい日で、お腹が痛くてなりませんでした。だから、一刻も早く薬を受け取って服用し、痛みを治めたかったのです。

 ところが対応してくれたその薬剤師は、鎮痛剤が出されている理由を細々と聞き出し、睡眠薬についても「翌朝、眠気が残りませんか」「ふらつきはありませんか」「喉が渇くことは」と延々と質問を続けるのです。途中で私が「ともかくいま、お腹が痛いので・・・」と伝えたのですが、「いえ、私たち薬剤師が患者さんに説明したり確認したりするのは、大切な役割なんです」と遮って、質問と確認を続けます。途中から立っているのもつらくなったのですが、まったく配慮を示す気配もありませんでした。今後も続くと思うと苦痛なのですが、これからどうしたらいいのでしょうか。

COMLからのアドバイス

 たしかに情報提供や薬剤服用歴管理、処方内容に疑問を感じたときに処方医に問い合わせる疑義照会などは、大切な薬剤師の役割です。しかし、目の前で痛みを訴えている患者の言葉を遮って優先する状況とも思えません。薬局に対して、つらい思いをしたことを伝え、もう少し配慮のある対応をしてもらいたいと改善を申し出ることは可能だと思います。もしかしたら、新しく薬局に入ったばかりの薬剤師で、役割を果たさねばと一人相撲をとっていたのかもしれませんから。

 ただ、医療用医薬品を調剤する薬局は、患者が選べます。別に医療機関のそばにある調剤薬局でなくてもいいのです。また、処方せんは4日間有効ですから、今回のように余裕がないときは別として、発行された日の内に調剤してもらわないといけないわけではありません。かかりつけ薬局を決めて、4日以内であれば都合のいいときに処方せんを持っていき、都合のいい時間を伝えて受け取りに行けば待ち時間も解消できます。

 きちんと薬局の役割を果たしていることはもちろん、気持ちのいい対応をしてくれる薬局を選ぶことも大切です。

「賢い患者になりましょう」を合言葉に、患者が自立・成熟し、主体的に医療に参加することを目指して1990年に設立。患者と医療者が対立するのではなく、“協働”する医療の実現を目的としている。患者の悩みに対する電話相談、各種セミナー・講座などに積極的に取り組んでいる。

RELATED ARTICLES関連する記事

医療・予防カテゴリの記事

カテゴリ記事をもっと見る

FEATURES of THEMEテーマ別特集

  • 変形性膝関節症のつらい痛みを改善する運動とは?

    年を取ると多くの人が感じる「膝の痛み」。その原因で最もよくあるケースが「変形性膝関節症」だ。膝が痛いと外出がおっくうになり、体を動かす機会が減るため、そのまま何もしないとますます足腰が衰えてしまう。だが実は、変形性膝関節症の痛みをとり、関節の動きを改善するために有効なのが、膝への負担を抑えた「運動」なのだ。ここでは、膝の痛みが起きる仕組みから、改善するための運動のやり方までをまとめよう。

  • 始めよう筋トレ 最低限やりたいエクササイズと食生活のポイント

    筋トレはできるだけ若いうちに始めることに大きなメリットがあるといわれる。それはなぜなのか。また、どんな筋肉をどのように鍛えるのが効果的なのか。高齢になってもしっかりした足腰でいるために今のうちから最低限やっておきたい筋肉エクササイズ、食生活の注意点などを知り、今年こそ「筋トレ習慣」を身に付けよう。

  • 第3波を乗り切るためのコロナ対策

    新型コロナウイルスの新規感染者が再び急増し、日本は今、流行の第3波を迎えている。今後さらに気温と湿度が下がると、ウイルスの生存により適した条件が整うようになる。これ以上の流行拡大を防ぐためには、1人1人が感染予防策を改めて見直し、感染リスクの高い行動を避けて生活することが不可欠だ。第3波を乗り切るためのコロナ対策を、もう一度まとめた。

テーマ別特集をもっと見る

スポーツ・エクササイズSPORTS

記事一覧をもっと見る

ダイエット・食生活DIETARY HABITS

記事一覧をもっと見る

からだケアBODY CARE

記事一覧をもっと見る

医療・予防MEDICAL CARE

記事一覧をもっと見る

「日経Goodayマイドクター会員(有料)」に会員登録すると...

  • 1オリジナルの鍵つき記事鍵つき記事がすべて読める!
  • 2医療専門家に電話相談できる!(24時間365日)
  • 3信頼できる名医の受診をサポート!※連続して180日以上ご利用の方限定

お知らせINFORMATION

日経Gooday新型コロナ特設

SNS

日経グッデイをフォローして、
最新情報をチェック!

RSS

人気記事ランキングRANKING

  • 現在
  • 週間
  • 月間

NIKKEICopyright © 2021 Nikkei Inc. All rights reserved.