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男こそアンチエイジング!

「脂肪肝ドック」で脂肪のたまり具合が正確に分かる?

肝臓に脂肪がたまる仕組みを解説

 伊藤和弘=フリーランスライター

酒を飲まなくても脂肪肝になる

 一方、アルコールの摂取量が少ない場合は非アルコール性脂肪肝(NAFLD)と呼ぶ。最近は広く知られるようになってきたが、全く酒を飲まない人でも脂肪肝になる。「NAFLDを放っておくと、約3分の1がNASH(非アルコール性脂肪肝炎)に移行する」と袴田部長。さらにNASH・NAFLDの診療ガイド2010によると、NASH患者の5~20%が10年以内に肝硬変を発症し、さらに肝硬変になると、年率約2%で肝がんを発症するという。

 すでに触れたように、NAFLDの主な原因は食べ過ぎや運動不足で、肥満の人が多い。

 体重(キログラム)を身長(メートル)の2乗で割った数字をBMI(体格指数)と呼び、日本では25以上を「肥満」としている。8000人以上を対象にした調査から、BMIと脂肪肝の罹患率が正比例することが分かった。BMIが25~28の人は58.4%、28以上の人は84.2%が脂肪肝だったという(J Gastroenterol. 2012 May;47(5):586-95)。

 袴田部長によると、「脂肪肝には薬もあるが、決定的なものはない」という。暴飲暴食を控え、運動することが脂肪肝の最大の予防法であり、また治療法にもなっている。

 食事や運動で内臓脂肪が減るように、脂肪肝も節酒や運動で改善する。糖尿病など他の生活習慣病が良くなると、脂肪肝が改善することも多いという。筑波大学医学医療系の正田純一教授らの研究では、ウォーキングなどの運動を週250分(1日換算約35分)以上で3カ月間続けると、明らかにNAFLDが改善した(Hepatology. 2015 Apr;61(4):1205-15)。

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