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男こそアンチエイジング!

40代に急増する、前立腺がん【前編】

トマトと大豆で予防する

 伊藤和弘

牛乳よりもトマトと大豆が必要!

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 ダイエットの意識が高い日本では、摂取カロリーと穀類の摂取量が年々減っているのに反して、脂肪の摂取量だけが増え続けている。

 「特に気をつけたいのが牛乳。コップ1杯の牛乳にはベーコン5枚分もの脂肪が含まれる。ヨーグルトやチーズなどの乳製品も同じこと。40歳を過ぎたら低脂肪牛乳に替えるべき」と堀江教授。実際、国立がん研究センターによる約4万3000人の追跡調査からも、「乳製品の摂取が前立腺がんのリスクを上げる」ことが確認されたという。

 欧州諸国の中でも前立腺がんが多いのはスイス、ノルウェー、スウェーデン。酪農が盛んで、乳製品をはじめ、脂肪摂取量の多い国だ。同じ欧州でも、ギリシャなど南欧にある国は前立腺がんが少ない。

 「オリーブオイル、魚の油(DHAなど)、トマト、大豆、緑茶などは医学的に予防効果が認められている。インド人に前立腺がんが少ないのはカレーを食べているからだろう。カレーに入っているウコンにはクルクミンという成分が含まれていて、前立腺がんを防いでくれる」(堀江教授)

 最も明確な効果が出たのはトマトだ(J Natl Cancer Inst.1995;87(23):1767-76)。

 有効成分ははっきりと特定されていないが、リコピンなど抗酸化成分が多く含まれているからではないか、と推測されている。同じイタリアでも、トマトをよく食べる南部では前立腺がんが少ない。「40歳を過ぎたら、塩分無添加のトマトジュースを1日1本飲む習慣をつけるといい。私自身も実行している」と堀江教授はアドバイスする。

 大豆に含まれているイソフラボンは、腸内細菌の作用で発がんを防ぐエコールに変わる。味噌や納豆のように発酵させたものより、枝豆や豆腐のほうがいいという。

 アブラナ科の野菜にも予防効果がある。具体的にはブロッコリー、カリフラワー、キャベツ、小松菜、カブ、大根、ワサビなど。南米の強壮剤として有名なマカもアブラナ科だ。これらアブラナ科の植物にはイソチオシアネートという辛み成分が含まれていて、これが抗がん作用を持っている。

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