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男こそアンチエイジング!

夏のUVBは冬の5倍! 男だって紫外線対策は重要

日傘だけに頼らず、日焼け止め活用や抗酸化物質の摂取も

 伊藤和弘=フリーランスライター

紫外線は5分浴びれば大丈夫!

 紫外線の害は肌だけに限らない。昭和の昔、「夏に日に焼いておくと冬に風邪をひかない」などと言われたものだが、これも「日焼けしていると健康そう」という見た目のイメージだけ。実は何の根拠もない俗説に過ぎない。

 むしろ、「紫外線は皮膚の免疫力を下げ、感染症を起こしやすくなることが確認されている。夏にヘルペスが増えるのもそのため」と市橋院長。異物の侵入を感知する表皮のランゲルハンス細胞が、紫外線によって正常に働けなくなるためだ。

 かつて日光浴が体にいいと言われたのも、理由がないわけではない。紫外線のほとんど唯一のメリットは「ビタミンDを作る」(関連記事「日焼け止めで欠乏症に!? ビタミンD不足に注意が必要な理由とは」ことだろう。

 ビタミンDは骨の代謝に欠かせない栄養素。不足すると、骨軟化症(小児期はくる病)、骨粗しょう症、心臓病などを引き起こす。青魚やキノコに含まれているが、表皮にUVBが当たることでも合成される。

 とはいえ、「1日5分も浴びれば、必要なビタミンDは十分作られる。それ以上は害になるだけ」と市橋院長はバッサリ。

 実際、国立環境研究所と東京家政大学が、両手と顔を何分日光に当てれば1日に必要な5.5μg(マイクログラム)のビタミンDが作られるかを調べている。UVBの多い「夏の晴れた日」ならば、沖縄県那覇市で2.9分、茨城県つくば市で3.5分、北海道札幌市でも4.6分という結果だった(J Nutr Sci Vitaminol(Tokyo). 2013;59(4):257-63)。ただでさえ紫外線の強い夏、あえて日光浴をするのはデメリットのほうがずっと大きそうだ。

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