種類によって異なる食感と香りを楽しめる 美肌やダイエットにも効果

「菌」は訓読みで「キノコ」。植物ではなく菌類で、倒木や切り株などから生える「木の子」が転じてキノコに。温暖多湿な日本はキノコの宝庫で、その数は4000~5000種とされる。主な産地は長野、新潟。
[キノコのなるほど]複数の種類を合わせて食べて、うまみも機能性もアップ
季節によるが、現在市販されているのは20~30種程度。個々の持つ機能性やうまみ成分はそれぞれ異なるため、組み合わせることで相乗効果が期待できるようだ。複数の種類を合わせて、異なる食感や風味を楽しもう。
キノコマリネ ユズコショウ風味

- 調理時間10分
- 1人分199kcal
- 塩分0.3g
材料(2人分)
- エリンギ、マイタケ、シメジ、シイタケ……合わせて300g
- オリーブオイル……大さじ3
- 赤ワインビネガー(なければ酢)……大さじ1
- 塩……少々
- ユズコショウ……小さじ1/2
作り方
- (1) エリンギは縦に5㎜の厚さにスライスし、マイタケ、シメジは大きめにほぐす。シイタケは石づきを取る。
- (2) オリーブオイル、赤ワインビネガー、塩、ユズコショウでマリネ液を作る。
- (3) フライパンにオリーブオイル少量(分量外)を熱し、(1)のキノコを中火でじっくりと焼く。(2)のマリネ液をかけて全体になじませる。
ポイント
じっくり焼き色をつけた秋らしいマリネ。キノコの異なる風味と食感が楽しめる。野菜を加えてもOK。「牛肉のソテーなどを加えるとボリュームのある一皿に」(成沢さん)。
(文:渡辺満樹子/写真:鈴木正美/レシピ考案・料理:成沢正胡)
料理研究家
(出典:日経ヘルス)