近年、夏の店頭でよく見かけるようになった「モロヘイヤ」。実は栄養価が高く、高温・乾燥地帯でも育つ、生命力の強い野菜だ。モロヘイヤに含まれるムチンは胃や腸の粘膜を保護し、血糖値の上昇をゆるやかにする働きがある。また、モロヘイヤは、緑黄色野菜の中でも、βカロテンの含有量がトップクラスなうえ、近年は抗メタボ対策としても注目を集めている(モロヘイヤの健康効果に関しては、「抗メタボ効果で注目!最強の抗酸化野菜 モロヘイヤの食べ方」を参照してください)。モロヘイヤの健康効果を生かすレシピを紹介しよう。
モロヘイヤのお浸し

- 調理時間 5分
- 1人分 25kcal
- 塩分 0.9g
材料(2人分)
- モロヘイヤ …… 100g
- A
だし汁 …… 大さじ3
醤油 …… 小さじ2 - ミョウガ …… 1本
作り方
- (1) モロヘイヤは塩ゆでし、ザルに上げ、水気を絞り、ザク切りにして冷ましておく。ミョウガは小口薄切りにする。
- (2) (1)とAをあえてから器に盛り、上にミョウガをのせる。
ポイント
「ゆでたモロヘイヤは切らずに、そのまま盛り付けても食感が楽しめる。ミョウガの代わりに、シラスでもおいしい」と、藤井さん。
(写真:鈴木正美/レシピ考案・料理:藤井 恵)
料理研究家
出典:日経ヘルス2015年9月号